変身
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__その名はshooting star___が、それぞれ天使の翼のように広がる。
それは正面で六角形を描き、その中心でセラフのエネルギーによる盾を作り出す。
するとその盾は、隕石を受け止め、むしろその頑丈さによって隕石を破壊する。
目を見開いたアマダム。だが。
「甘いわ」
すぐ背後に、リゲルが回り込んでいた。
「何……!? あれほどの数の攻撃を……!」
「アレ程度の数の隕石、弾道計算も容易いわ。シールダーに夢中で私に気付かなかったようね」
そう言って、アマダムの背中に砲台の銃口を押し当てる。
「シュート!」
ゼロ距離で発射される青い光線。背後から押し出されたアマダムだったが、その勢いを利用して上空へ滑空。
「逃がさねえ……お前はここで落とす!」
だが、すでにファルコマントを付けたビーストが上空へ先回りしていた。
アマダムよりも幾分か高い高度へ上昇し、指輪を発動。
『バッファ ゴー バッバ バ バ バ バッファ』
赤い闘牛のマントに書き換わったと同時に、ビーストは自由落下の勢いを利用してアマダムへと突撃。
脳天からの衝撃に耐えられず、アマダムは地面へ落下。大きな土煙を巻き起こした。
「参加者共……!」
煙の中から、アマダムがその姿を現す。
だが、すでに龍騎が次の一手を___自らの紋章が描かれたカードをドラグバイザーに装填していた。
『ファイナルベント』
「はああ……!」
龍騎が、両腕を伸ばす。同時に、咆哮とともにドラグレッダーが龍騎の周囲を旋回。
ドラグレッダーへの舞を捧げ、大ジャンプ。
「だああああああああああああああああっ!」
体を回転させ、紅蓮の炎に包まれたキックが放たれる。それは、アマダムの顔面に命中、大きくのけ反らせた。
「行くよッ! ソロッ!」
「フン……!」
響とブライが、それぞれ拳を固める。黄色と紫の光がそれぞれの腕に宿り、同時に飛び上がる。
「ふざけるなあああああああああ!」
叫んだアマダム。その口から発射された光線が、響とブライを飲み込んだ。だが、二人の突進する拳はそれを掻きわけ、やがて完全に打ち破る。
「だりゃあああああああああああああああああッ!」
「ふんっ!」
二人の拳はそのままアマダムの胸元に叩き込まれ、貫通する。
続いて、アマダムの周囲に青いパネルが表示されては消えていく。
「終わりよ」
やがて、青の世界の技術が、この地に降臨する。
青い光が何重もの球を描き、その中心でリゲルが砲弾を放った。
「シャイニングブリッツバースト!」
青い光線は、そのままアマダムの右ひざに命中。
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