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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第157話
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との戦闘を開始した!



〜同時刻・幻想機動要塞・最奥〜



同じ頃中枢区画を攻略していたリィン達が最奥へ続く巨大な扉を開くと、宰相としての姿ではなく外套を纏い、強化スーツを身に纏っている”鉄血”のギリアス・オズボーンが広間の奥で待ち構えていた。

「ふふ………来たか。まずはよくぞ参ったと言っておこう。我が騎士達と地精、猟兵王を制し、”紫”の力も手に入れた。並大抵の試練ではなかったはずだ。」

「……生憎ながら、俺達は彼らと激戦を繰り広げる程の戦いは行っていない。彼らと激戦を繰り広げて制したのはこの戦争で少なからず因縁ができた者達と”第三の風”だ。」

不敵な笑みを浮かべて自分達に対して賞賛の言葉をかけたオズボーンに対してリィンは静かな表情で答えた。

「……なるほど。”剣聖”の子供達にかつてのクロスベルの小さな希望、そして”Z組”か。他勢力に我が守護者達を制させ、”本隊”である自分達は大した消耗はせず、我が元に辿り着くとは考えたではないか。――――――まあ、そのような些細な事はどうでもいい。これで、”終わり”を始める事ができるのだからな。その前に――――――ヴァリマール、来るがいい!」

リィンの話を聞いてすぐにクレア少佐達を制圧した人物達はエステル達にロイド達、そしてアリサ達である事を察したオズボーンはリィンの”将”としての判断に感心しながらリィン達へと近づいてリィン達と対峙した後ヴァリマールの名を呼び、オズボーンの行動を目にしたリィン達はそれぞれ驚きの表情を浮かべた。

「ええっ!?どうしてオズボーン宰相がヴァリマールさんを……」

「そうか、(ヴァリマール)にとってかつての起動者だった人物……」

アルフィンは困惑の表情で疑問を口にし、オズボーンが何者であるかをすぐに思い出したローゼリアは真剣な表情でオズボーンを見つめた。

「ふむ……リィン、どうする?」

その時ヴァリマールがリィンに問いかけ

「ああ、来てくれ。」

リィンの許可を聞くと転位でリィン達の傍に現れた。



「――――――久しいな、ドライケルス。いや、今生ではギリアス・オズボーンだったか。」

「フフ、どぢらで呼んでも構わぬ。――――――”リィン”が世話になった。それに、どうやら全ての記憶を取り戻せたようだな?」

「うむ、この戦争でリィンと共に刃を振るい続けた事とリアンヌのお陰だ。」

「フフ、そうか。――――――改めてにはなるが、お初にお目にかかる、”シルフィア殿”。リアンヌから”後を託されたと”はいえ、リアンヌの代わりに”リィン”を支え、我が元へ辿り着かせてくれた事、感謝する。」

ヴァリマールの答えを聞いたオズボーンはリアンヌに視線を向けて感謝の言葉を口にし

「私は大し
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