第157話
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脈も遮断された事によって行き場を失った事で帝都に充満していた”呪い”だからこそ、普通に考えれば降伏して当然の状況でありながら抵抗を続ける考えにさせてしまっているのでしょうね。」
黒い瘴気を目にしたガイウスは真剣な表情で声を上げ、クレイグ将軍達の状況を察したアンゼリカは疲れた表情で呟き、マキアスは複雑そうな表情で推測を口にした。
「ユーシス・アルバレアもいるのならば我々にとっては尚更都合がいい……クロイツェンの統括領主として、クロイツェン州全土を焦土にした憎き仇である我々を討つがいい!」
「――――――舐められたものだな。幾ら”呪い”の影響があるとはいえ、この俺が俺自身の意思ではなく相手に煽られて級友の家族を討つと言った短絡的な行動をすると考えているとはな。――――――将軍達の望み通り相手はしてやるが、それは将軍達を討つ為ではない。かつてのクロイツェン州の統括領主だからこそ、将軍達には生きてクロイツェン州の民達に償ってもらう為だ!」
「ユーシス………Z組の一員として……そして父さんの息子として、父さん達の馬鹿な考えを絶対に止めてみせるよ!Z組B班、父さん達を止める為に全力で行くよ!」
「おおっ!!」
クレイグ将軍の指摘に対して静かな表情で答えた後クレイグ将軍達に自身の得物である騎士剣を向けて睨んで答えたユーシスの言葉に呆けたエリオットは決意の表情を浮かべて号令をかけ、エリオットの号令に対して仲間達は力強く答え
「全員ぶん殴ってでも正気に戻すぞ!」
「はいっ!」
「今の彼らは”D∴G教団”のロッジを制圧した時の様子――――――戦闘不能にしても自殺した教団員に似ている。制圧した後の挙動を一番気をつけろ!」
「つまりは制圧したら自殺する可能性が高いって事ね………――――――だったら、完全に気を失わせた方がよさそうね……!」
「はい……!ヴァン、自分が請けている依頼内容ではないとはいえ、もし手を抜いて戦ったりしたら、絶対許さないわよ……!」
「わざわざ念押ししなくても、この状況で手を抜くみたいな器用な真似を俺にはできないから、無用な心配だぜ。」
アガットの言葉にアネラスが力強く頷き、真剣な表情で忠告したジンの忠告を聞いたシェラザードは疲れた表情で呟いた後決意の表情を浮かべて呟き、真剣な表情で指摘したエレインの指摘に対して溜息を吐いたヴァンは苦笑した後格闘の構えをし
「”第四”別働部隊、閣下達を正気に戻す為にも全力で閣下達に挑め!」
「イエス・サー!!」
「皆の者、”守護の刃”たる”ヴァンダール”の刃で”呪い”に憑かれし将軍達を救うぞ!」
「はいっ!!」
ナイトハルトとヴァンダール子爵はそれぞれ部下や門下生達に号令をかけてエリオット達と共にクレイグ将軍達
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