第二部 1978年
迫る危機
危険の予兆
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寝起きしているけどな」
使用人たちが、マサキの脇を通り過ぎ、彼の荷物を運んでいく。
見た感じ、3人以上いるのが分かる。
「俺は、今は一人もんだから、使用人は5人までに減らした。
前議長は、多い時には60人の使用人を使っていた」
「シュタージは家政婦の派遣業もしているのか……」
「ソ連のノーメンクラツーラーの劣化コピーと考えてもらえば、早い」
「だろうな……」
マサキの察した通り、使用人はシュタージからの派遣であった。
総勢650人の使用人の主な業務は、身辺警護、庭師、運転手、炊事婦、住宅管理。
そのほかに、140人ほどの警備員が4交代で、24時間体制の警備を敷いている。
腕時計を見ると、時刻は午後3時を過ぎたあたりであった。
マサキは、深いため息をついた。
『えらいところに連れてこられてしまった』
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