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夢幻水滸伝
第三百十三話 シカゴの医師その十二

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「やがて誰もいなくなります」
「その通りですね」
「それはものも同じです」
「何でも粗末に扱えばすぐになくなります」
「特に命あるものはです」
「使い捨てにすればそれが知れ渡りますし」
「誰も来なくなりますし」
 それでといのだ。
「そうした場所から人がいなくなります」
「そうですね」
「だからですね」
「そうしたことをするものではないですね」
「そしてそうしたことをする人には近寄らないことですね」
「そうです、獣やモンスターも」
 彼等もというのだ。
「大事にしていきましょう」
「はい、そうしましょう」
「軍でも馬や犬を粗末にするのは愚かなことです」
「するものではありません」
「だから獣やモンスター^も大事に用い」
「末永く働いてもらいますね」
「育てつつ、ただ」
 ここでルイスは苦笑いになった、そのうえで官吏達に話した。
「枢軸ですが」
「ロシアとインドですか」
「あちらの神星の方々が手を結ばれて同君連合となりましたね」
「怖ろしい勢いで覇権を確立していますね」
「ユーラシア大陸の北と中央で」
「エカテリーナさんやタゴールさんは人もモンスターも育てられますが」 
 ルイスは苦笑いのまま話していった。
「しかし」
「それでもですね」
「その育て方が厳しいですね」
「過酷と言っていいですね」
「そこまでですね」
「はい、地獄の様な訓練に容赦のない実戦投入に」
 そうしたものを行ってというのだ。
「訓練も厳しく労働もです」
「かなりですね」
「厳しいですね」
「兎角軍役も労働も厳しく過酷で」
「怖ろしいものがあるそうですね」
「人やモンスターを使い捨てにしませんが」
 そのことは事実だがというのだ。
「あそこまでいくと恐ろしいです」
「左様ですね」
「法も厳格極まりなく」
「微塵も容赦せず」
「勢力を治めてもいますね」
「勢力はまとまり豊かになっていても」
 それでもというのだ。
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