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夢幻水滸伝
第三百十三話 シカゴの医師その十一

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「出来るだけです」
「したくないのですね」
「そうなのですね」
「当然戦わねばならない場合もあり」
 そしてといいうのだ。
「アメリカの統一もしたいですが」
「それでもですか」
「戦はされたくないですか」
「出来るだけ」
「最後の最後にされたいですか」
「はい」
 まさにというのだ。
「私は。それで自分のペースで、です」
「ことを進められていきますか」
「イリノイ州の統一を」
「そうしていかれますか」
「はい、では降った街や村もです」
 最初はそうしなかった彼等もというのだ。
「進んで内政を行い」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「豊かで安全にしていきますね」
「医療も発展させて」
 ルイスは医師としてこのことも忘れなかった。
「豊かにしていきましょう」
「はい、それでは」
「内政を整えましょう」
「今は」
「そして豊かで安全になり」
「獣やモンスターを倒しますね」
「そのうえで獣やモンスターが降りたいなら」
 彼等のことも話すのだった。
「賊もですが」
「これまで迎えていますが」
「これからもですね」
「そうしていきますね」
「軍等に加えていきますね」
「そうします、この世界では獣やモンスターを労働にも用いていますが」 
 これもこの世界の特徴の一つである、戦に用いるだけでなく労働その他にはペットや家族にしている者もいる。
「これからもです」
「そうしていきますか」
「獣やモンスター達を」
「倒した時に降れば」
「そうしますか」
「そうしていきます、彼等は人以上の力を発揮する場合があります」 
 獣やモンスター達はというのだ。
「ですから育てることもして」
「末永くですね」
「用いていきますね」
「そうしていきますね」
「彼等にも命がありますので」
 だからだというのだ。
「粗末にはです」
「しないですね」
「決して」
「人と同じ様に待遇し」
「末永く働いてもらいますね」
「そうします、命あるものを使い捨てにすれば」
 ルイスはそうしたことをした場合の末路を知っていてそれを今言った。
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