暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百十三話 シカゴの医師その七

[8]前話 [2]次話
「こちらの世界でも」
「はい、豊かな勢力は」
「ですから私達もです」
「そうした兵器もですか」
「用いる様にします」
「そうですか」
「そしてです」
「戦力を上げるのですね」
「そうです」
 まさにというのだ。
「今よりも」
「そうですか」
「確かにシカゴは豊かな街ですが」
 このことは事実だがというのだ。
「やはりニューヨークやロサンゼルスに比べますと」
「人口も産業も劣りますね」
「その分勢力としてはです」
「国力が落ちる」
「しかもこれまではマフィアも多く」
 裏社会の組織がというのだ。
「彼等が何かと仕切ってです」
「利益を得ていましたね」
「市や市民の利益になる筈のものを」
「ですがそれが」
「私もマフィア対策を徹底させたので」 
 そうしたからだというのだ。
「その勢力をかなり弱められました」
「ルイス様が来られる前と比べますと」
 市長もカレーを食べている、そのうえで言った。
「彼等の数も収益も二十分の一までです」
「減りましたね」
「警察を用い法整備も整えられたので」
 その結果というのだ。
「そこまでになりその分です」
「彼等の利益が市に入る様になり」
「財政も豊かになりましたね」
「しかも産業を発展させたので」
 内政によってである。
「その分です」
「さらに豊かになりましたね、それではです」
「軍隊をですか」
「増強します」
 そうするというのだ。
「その時が来ました」
「そうですか」
「それで装備も整え」
「兵器もですね」
「そうしたものを導入します」
 航空機や戦車をというのだ。
「そして五大湖の方も」
「そちらもですか」
「水軍の艦艇も回転砲塔のものにして」
 そうしたものにというのだ。
「変えていきます」
「水軍までとは」
「そちらまでお考えですか」
「陸だけでなく」
「そちらもですか」
「また空船もです」
 この兵器もというのだ。
「手に入れたいですね」
「では浮島もですね」
「そちらも勢力に加えていきますね」
「そうしていきますね」
「はい」
 実際にというのだ。
「そうしていきたいです」
「そうですか、ではです」
「税収も増えて勢力の予算も増えています」
「軍備を整えていきますね」
「そうします」
 こう言ってだった。
 ルイスは内政が整い勢力が豊かになりかつ勢力圏の街や村が増えていく中で軍備も整えていった。複葉機や砲塔のない戦車にだった。
 ドレッドノート型の軍艦や空船を建造していった、だが。
 そうした兵器を見てだ、ルイスは将帥達に話した。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ