オペレーション5_5 for 7 ?序曲?
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うじゃん?」
「電気を食べる怪獣の報告例はいくつかあるよ?57年前にはネロンガが、54年前にはエレドータスが発電所を襲撃したって新聞に掲載されていたらしいよ。」
「半世紀も前じゃん。今更出てくるの?」
「それはわからない。でも、電気を根こそぎ奪っている何かがいるのは事実なんだから、もしものことは考えないと。私達って、電気に頼りきった生活をしているんだし。」
マユカが話していると、学校の周辺で大きな地震が発生する。
「ヤバッ!!」
生徒達は揺れが収まるまで机の下に身を隠す。暫くして地震は収まる。しかし、
“ブゥオオオンッ!”
地中からビルをなぎ倒すように、巨大な機械仕掛けの芋虫が現れる。
「あれ…ロボット怪獣?」
マユカは呟く。眉下の瞳に映るロボット怪獣は送電鉄塔に糸を吹きかける。すると、鉄塔に流れる電気はロボット怪獣に流れていくのが見えた。
「みんな、あいつが世界中の電気を盗んだ犯人だよ!」
マユカはロボット怪獣を指差す。
「まじかよ!」
「本当に怪獣の仕業だったんかよ!」
生徒達はパニックに陥りながら避難を始める。
(きっと、モロボシさんも気づいているはず…)
ダンのことを考えながら、マユかも避難するのだった。
「あれは、何者かが作った怪獣兵器か!」
当然、ダンもロボット怪獣を発見していた。
「ミクラス、アギラ、頼むぞ!」
ダンは怪力が自慢であるミクラスとアギラの二大カプセル怪獣を召喚し、ロボット怪獣と交戦させる。
「ロボット怪獣だとしたら、近くに操っている宇宙人がいるはず。探し出さないと…」
ダンは周辺の住宅街をくまなく探すが、それらしき人を見かけることはできず、市街地へ戻ってくることになる。しかし、市街地の歩道でブレスレットを指でとんとんと叩いている女性を見つけ、ダンはその様子を見ていると、ロボット怪獣の動きと連動していることに気がつく。
「君、そこで何をしているだ!」
ダンは女性に近づこうとするが、女性はそれに気が付き、細道へ隠れてしまい、ダンもそれを追って細道へ入るが、女性の姿はそこにはなく、
“ブゥオオオンッ!”
ロボット怪獣も再び地中へ潜ってしまった。
「ミクラス、アギラ、休むんだ。」
ダンはミクラス達を怪獣カプセルに戻し、休ませる。
「モロボシさん!」
ダンが怪獣カプセルをしまい終えると、マユカが駆けつけてきた。
「マユカちゃん、無事かい?」
マユカの存在に気づいたダンは声を掛ける。
「はい。やっぱりあの怪獣って、宇宙人の侵略ロボットだったんですか?」
「おそらく、そうだろう。あの怪獣を操っている女性を見たんだ。」
ダンは先程の出来事を話す。
「女性ですか?」
「ああ、腕輪にメッセージを送
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