第八十四部第五章 宣言に向けてその二十三
[8]前話 [2]次話
「宣言はおそらく北京宣言と名付けられる」
「北京星系でのことなので」
「それで、ですね」
「その名前になりますね」
「従って中国に花を持たせる形になる」
ホスト国であるこの国にというのだ。
「そうなる、そのことはな」
「はい、それではですね」
「名は中国のものとする」
「そうしますね」
「それはいい、しかしだ」
それでもとだ、マックリーフはこうも言った。
「だがな」
「それでもですね」
「国益は得る」
「そうしますね」
「まして今回は各国の利害は衝突しない」
完全に中央政府に向かっているものでというのだ。
「なら尚更だ」
「名は、ですね」
「ホスト国の中国に任せ」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「国益を求めていく」
こう言って実際にだった。
アメリカ政府も動いていた、彼等は国益を見定めてそのうえで動いていた。そうしてその彼等を見てだった。
中央政府は実際に動こうとしていた、中央政府首相でありアッチャラーンは中央政府外相であるカバリエそして内相である金と会食をして話した。
「北京星系だが」
「はい、あの星系においてですね」
「動いていますね」
「我々に対する為に」
「宣言を出そうとしていますね」
「そうしている」
明らかにというのだ。
「彼等はな」
「はい、ですが」
ここでだ、カバリエはアッチャラーンに答えた。
「各国政府の要求ですが」
「それはだな」
「どういった内容か把握しましたが」
「私も聞いたが」
「各国軍の規模の拡大とです」
「有事の際の中央政府軍の指揮権をですね」
「各国政府の主脳に渡す」
あくまでその際はというのだ。
「そういうものだな」
「そして開発及び開拓もです」
これもというのだ。
「各国政府主体で、です」
「行うことを要求する」
「そうしたものでして」
「これ位は、だな」
「我々としましても」
中央政府としてもというのだ。
「これといってです」
「結んでもいいな」
「はい」
まさにというのだ。
「私はそう思いますが」
「私もだ」
アッチャラーンは笑ってカバリエに答えた。
「まさにな」
「これ位はですね」
「何ということはない、というかだ」
「各国軍の規模の拡大は」
「連合全体から見るとな」
どうかというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ