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夢幻水滸伝
第三百十三話 シカゴの医師その六

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「やはりです」
「軍隊も必要です」
「整えないといけないですね」
「今の時点でも」
「そうしないと駄目ですね」
「はい、ですが現時点では」
 どうしてもというのだ。
「最低限となります」
「予算がない」
「全てはその事実がありますね」
「だからですね」
「最低限となりますね」
「そうなります、数を増やし訓練をしていきましょう。装備や兵器はそれからです」
 こう言うのだった。
「まずは内政です」
「わかりました、それでは」
「内政を整えましょう」
「そうしていきましょう」
「それでは」
 ルイスも頷いてだった。
 彼はシカゴを中心として医学も導入した内政を推し進めていった、産業や治安だけでなく衛生もしっかりとしていってだった。
 勢力を豊かにしていった、すると。
「周辺の街や村が次々と勢力に入りたいと言っていますね」
「そうですね」
 ルイスはシカゴ市長の言葉に頷いた、今は共に昼食を食べている。食べているものはカレーライスである。二人共ポークカレーだ。
「そして私はです」
「その街や村をですね」
「受け入れていき」
「内政を進めていきますね」
「はい、そして」
 そうしてというのだ。
「豊かにします」
「そうした街や村を」
「そうします、それで次第にです」
 銀色に輝く金属のスプーンでカレーを食べつつ言った。
「税収もよくなってきていますので」
「内政の結果ですね」
「勢力が豊かになって」 
 それと共にというのだ。
「そうなってきましたね」
「そうですね」
「ではです」
 それならとだ、ルイスは市長に決意を込めた声で言った。
「軍隊にもです」
「予算を回していきますか」
「これからは」
 こう言うのだった、市庁舎の蜀校で共に食べつつ。
「そうします」
「そうですか」
「装備もです」
 将兵達のそちらもというのだ。
「改善します」
「そうですか」
「やはり装備がよくなくては」
 さもないと、というのだ。
「満足に戦えないので」
「だからですね」
「はい、そして兵器もです」
 こちらもというのだ。
「実は航空機もです」
「導入しますか」
「はい、戦車や装甲車もです」
 こうしたものもというのだ。
「導入してです」
「用いていきますか」
「そうしたいです」
「そうしたものまでとは」
 市長はルイスの話に驚きの顔で言葉を返した。
「それはまた」
「いえ、既にアメリカではそうしたものも用いられていますね」
 ルイスは市長にこの現実を話した。
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