第四幕その一
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第四幕 空の公園
一行はポリクロームも加えてでした、飛行船でのお空の旅をさらに楽しいものにしました。そこでなのでした。
ポリクロームは皆に笑顔でお話しました。
「まずは公園に行きましょう」
「公園?」
「そう、お空の中で一番大きな公園がね」
ノーム王に答えました。
「この近くにあるのよ」
「おお、そうじゃな」
ノーム王はオズの国のお空の地図と羅針盤を出して自分達の現在地と方角を確認しつつ頷きました。お空の地図は立体的でそれぞれの国の場所は高度も含めて浮かんで出ています。その地図を見て言うのでした。
「まさにな」
「だからね」
「まずはか」
「公園に行って」
そうしてというのです。
「皆とお話しましょう」
「よいな」
ノーム王はポリクロームのお話に笑顔で応えました。
「それではな」
「ええ、まずはね」
「その公園でじゃな」
「そこにお空の人達が集まっているから」
「挨拶じゃな」
「それでそこでね」
ポリクロームはさらに言いました。
「キャンプも出来るから」
「ほう、お空でか」
「そうよ、ここはお伽の国でしょ」
オズの国はというのです。
「だからね」
「そうしたこともか」
「出来てね」
それでというのです。
「楽しめるのよ」
「いや、わしもキャンプは知っておってな」
ノーム王にしてもです。
「よくバーベキュー等を食べるが」
「それでもなのね」
「まさかな」
それこそというのです。
「お空でも出来るとは」
「だからそれがね」
「オズの国じゃな」
「そうよ、それじゃあね」
「これからじゃな」
「公園に行きましょう」
「それではな」
ノーム王も頷きました。
「そうしようぞ」
「そういえば何時何処に行くって予定あるのかしら」
ここでトロットがふとした感じで言ってきました。
「私もこれまで考えなかったけれど」
「ああ、そのことじゃな」
「ええ、やっぱりあるわよね」
「これじゃ」
こう言ってでした。
ノーム王はお傍の人が出した予定表を受け取ってからトロットに出しました、トロットもそれを見て言いました。
「あら、かなり余裕があるわね」
「実は何があるかと思ってな」
「余裕を以てなのね」
「予定を考えてな」
そうしてというのです。
「立てたのじゃよ」
「そうなのね」
「オズの国では突如訪問も多いが」
それでもというのです。
「成り行きでな」
「それはね」
トロットも否定しませんでした。
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