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仮面ライダー電王 約束の場所
第十六章
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「そのグロンギにオルフェノクにバトルファイトもですか」
「そうだ。そしてワームとネイティブもな」
 このことも良太郎達に話すのだった。
「全てがスサノオの手によるものだった」
「はあ」
「そういう事情があったんですね」
 コハナはそれを聞いてこくこく、と頷いていた。
「良太郎達の他にも色々な仮面ライダー達が」
「人知れず戦っていたなんて」
 ハナも言う。
「そんなことが」
「三十五年以上前からだ」
 天道はこのことも語った。
「かつてショッカーという組織があり本郷猛と一文字隼人の戦いもあった」
「その二人が最初の仮面ライダーだったんですね」
「その通りだ。流石に察しがいいな」
 カウンターでコーヒーを淹れ続けている良太郎に対して述べる。天道やハナ達はめいめいカウンターや他の席に座ってコーヒーを飲みながら話を聞いているのだ。良太郎がコーヒーを淹れハナとコハナが時々立ち上がってウェイトレスの役割をしている。
「それから長きに渡ってライダー、つまり人間達とショッカーの戦いは続いている」
「オルフェノクになってもジョーカーであっても」
「そしてアギトになってもな。同じだったのだ」
「ライダーとしての戦いがそれだけ長く続いていたのか」
「そして今もな。イマジンとの戦いもだ」
 今の戦いについて言及された。

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