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星河の覇皇
第八十四部第五章 宣言に向けてその十九

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「別にな、だが中央政府も連合にある」
「倒れるところの鎚を掴む」
「その連合の者で構成されています」
「それならですね」
「彼等は求めて来ますね」
「慾を持ってな、欲があるとな」
 それならというのだ。
「人はそれに従って動く」
「左様ですね」
「それが人間というものですし」
「連合はその人間の欲を肯定しています」
「そうした国です」
「その為中央政府もだ」
 連合の者達により肯定されているからだというのだ。
「もう自然にだ」
「慾を求めてきますね」
「そしてそのうえで、ですね」
「ごく自然に見返りを求めてくる」
「普通に渡してもいいものでも」
「そうしてきますね」
「当然の様にな、そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「我々はだ」
「手に入れるものを手に入れる」
「そうしていきますね」
「では、ですね」
「各国とも力を合わせて」
「勝ち取るものを勝ち取る」
 そうするというのだ。
「いいな」
「承知しております」
「では何としてもです」
「宣言を出しましょう」
「まずはそれからです」
「宣言は言うなら各国が団結を表明したうえでの中央政府への宣戦布告だ」
 それになるというのだ。
「大事なことであるが」
「それで終わりではないですね」
「むしろはじまりですね」
「それになりますね」
「そうだ、終わりどころかだ」
 それとは正反対にというのだ。
「はじまりになる」
「むしろですね」
「開戦となり」
「そうしてですね」
「そのうえで」
「我々は勝ち取る」
 そうするというのだ。
「我々が得るべきものをな」
「そうしますね」
「ではこの度の会議の最後に」
「宣言となりますね」
「そうなる、あとだ」
 マックリーフはこうも言った。
「中央政府からは外務省と内務省も動くが」
「あの二つの省だけでなく」
「他の省庁も動く」
「そうだというのですか」
「国防省もだ」
 八条が管轄するこの省もというのだ。
「国防の話だからな」
「それ故にですね」
「国防省も動くかも知れない」
「だからですね」
「それで、ですね」
「彼等もだ」
 中央政府国防省もというのだ。
「出て来るかも知れない」
「だからですね」
「それ故にですね」
「彼等も警戒していくべきだとだ」
 その様にというのだ。
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