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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四百十八話 戦いの先に待っていたもの その2
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ナイフで女性の首を切り裂く。
エーイチロウ達は主をなくした豪邸に侵入する。
日加リュージが歓喜の声を上げる。
「おい、みんなァ?冷蔵庫にたんまりごちそうがあるぞ?」
エーイチロウ達は水道の水で、水分摂取を行う。
理由地エルが告げる。
「水分不足で弱っていたところに、こんな豪邸と遭遇するなんて、なんか色々と都合が良過ぎませんか?」
加藤モトヒロが答える。
「まぁ、確かにここまでの道のりを考えれば、素直に喜べないよな、まるで夢を見ているみたいだぜ」
上松サトツが冗談を言う。
「本当だよ、もしかしたら俺たちはもう、どっかで死んでて、ここは天国だったりしてな、あはははははッ?」
絶体絶命の状況下で見つけた楽園に、メンバー達は久しぶりに笑い声を上げながら楽しそうにしている。
豪邸の主の死体を庭に埋め終えたエーイチロウがみんなに指示を出す。
「庭に車を見つけた、ここで一日、休憩をとったら、食料と水分をあるだけ奪って、再び逃走を開始する、みんな、ここまで道のり、ご苦労だった、ゆっくりと休んでくれ」
部隊のメンバーたちがジャンケンで風呂に入る順番を決めている。
その間、エーイチロウは2階から双眼鏡で、外の監視を行っている。
背後から日加リュージが告げる。
「エーイチロウ、偵察は俺に任せて、お前も風呂に入って、メシ食って、ゆっくり休め」
「ありがとう、でも、この豪邸はいくらなんで目立ちすぎる、ケーサツやジエータイがここを見つけるのは時間の問題だ」
「だろうな、そんで悪い知らせだ、さっきテレビのニュースで見たんだが、倉都テツオと伸重フサカの部隊が全員、逮捕されたらしい」
日加リュージの報告に、エーイチロウは目をつぶって、辛そうに答える。
「そうか...」
「ここも時期に見つかる、逃走は今日中に再開したほうがいいんじゃないか...?」
「とりあえず、考えてはおこう、それより、部隊のみんなの様子は?」
「だいぶ落ち込んでるよ、倉都テツオは紅軍連合のリーダーだからな...それに、五つの内、二つの部隊が潰れたことで、五つに分散されたケーサツとジエータイの戦力は、残り三つの部隊に集中するはずだ」
「この絶望的な状況だ、部隊のメンバーの中から、死刑を回避するために裏切り者が出るかもな...」
「それはさっき、みんなに一応、確認した、でもみんな、ケーサツとジエータイと最後まで戦うって言ってたよ、まぁ、その場しのぎかもしれんがな...」
「最後まで、か...」
エーイチロウはそう言って、風呂に入る為に周囲の監視を日加リュージに任せた。
久しぶりに入った風呂がエーイチロウの体の疲労を癒す。
次回予告 戦いの先に待っていたもの その3
※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
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