第十一章
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に来て尋ねた。
「おい、そこの君」
「私のことか」
良太郎はぞんざいに彼に顔を向けてきた。
「何の様だ、一体」
「今ここで何をしているのだ」
「うむ。人を探している」
腕を後ろで組んで胸を張って答える。
「カイという男はな」
「カイ!?」
「誰だそれは」
「怪しい男でな」
「君よりもか」
黒崎、織田、大和は最初から良太郎を疑ってかかっていた。今もそれは同じだ。
「私は怪しいものではない。野上良太郎というのだ」
「野上良太郎君だね」
「左様」
田所に対しても答える。かなり鷹揚に。
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