第三幕その十
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「それだけを口にするから」
「それでなのね」
「だからね」
それでというのです。
「私のことはね」
「それでいいわね」
「私は今日は稗ね」
ビリーナはこちらをリクエストしました。
「それをお願いね」
「わかったわ」
「わし等はアイスバインにするか」
ドワーフ王は腕を組んで考えるお顔で言いました。
「それとザワークラフトか」
「ジャガイモも欠かせないですね」
「それですと」
「何と言ってもビールです」
「お願いします」
「それではな」
笑顔で、でした。
ドワーフの人達は決まりました、それを見てトロットは思いました。
「ドイツ料理のメニューね」
「ドワーフの人達はね」
キャプテンが応えました。
「決まったわね」
「そうだね」
「ドワーフ王がそう来るなら」
ノーム王はそこから考えました。
「わし等はどうすべきか」
「どうしますか?」
「我々のお昼は」
「ドワーフ王達がアイスバインやビールなら」
「我々は」
「うむ、そうだな」
少し考えてからでした。
ノームの人達にです、こう言いました。
「わし等はハンバーグがいいか」
「いいですね、では上に目玉焼きを乗せましょう」
「それとザワークラフトは欠かせなくて」
「ビールもで」
「それに黒パンですね」
「そうしよう、同じドイツ料理でもな」
それでもというのです。
「いいな」
「そうですね」
「ではそちらにしましょう」
「我々は」
「ハンバーグとパンにしましょう」
「ではな」
こうお話しました、そしてです。
そうしたお話を聞いてです、トロットは皆に尋ねました。
「皆は何がいいかしら」
「ううん、アイスバインとかハンバーグとか」
「素敵ですね」
「どちらもいいですね」
「本当に」
「それなら私達もね」
「そうね、私達も同じものを出しましょう」
ジョージ達五人に答えました。
「そうしましょう」
「わかりました」
「それではです」
「アイスバインとハンバーグ」
「ザワークラフトにですね」
「ジャガイモとパンですね」
「それでいきましょう」
こう言うのでした。
「キャプテンさんにはビールも出して」
「嬉しいね、ただジャガイモはどう料理するのかな」
キャプテンはこのことが気になりました。
「一体」
「そうね、潰した」
「マッシュポテトかな」
「それでどうかしら」
「ドイツ料理ならだね」
「ジャガイモはね」
この食べものはというのです。
「やっぱりね」
「潰すね」
「そうして食べるから」
だからだというのです。
「ここはね」
「マッシュポテトだね」
「それにしましょう」
「それではね」
「うむ、ジャガイモはアイスバイン等と一緒の
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ