第九章
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ん」
二人はダンサー達を周りに置いてダンスをはじめた。派手なブレイクダンスだがリズム一つ崩さずその身のこなしも鮮やかだった。二人のダンスは長く続いたがやがてそれは終わり。神代は爺やが差し出したタオルを受け取りそれで汗を拭きながら良太郎に対して声をかけた。
「貴様、中々やるな」
「君もね」
汗をかいている神代に対して良太郎は涼しい顔をしていた。まるで何でもないといったふうだった。
「この俺とリズムでも動きでも互角とは」
「こっちも楽しかったよ」
「楽しかったか」
「うん、だったらそれでいいんだ、僕は」
「何か子供みたい」
岬は良太郎のそんな言葉を聞いて呟く。
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