第八章
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だ」
「暇だって剣君は会長よ」
一応はそういうことになっている。もっとも彼が経営をできる筈もないので実質的な経営は社長兼秘書である彼女が務めている。なお身の回りのことは相変わらず爺やが行っている。
「そうそう遊んでいたら」
「遊んでいるのではない」
本人にその自覚はない。
「俺はミサキーヌとデートをしたいだけだ」
「それが遊んでいるっていうのよ」
「駄目なのか?」
「確かに最近まで出ていたあのイマジンっていうのも見なくなったけれど」
彼等もまた戦い続けていたのである。神代もライダーであり続けているのだ。
「それでも。今は」
「駄目なのか」
「夕方になったらね」
時間を指定してきた。
「時間があるけれど」
「では夕方か」
「ええ。爺やさん」
「はい」
爺やはその穏やかな笑みで岬の言葉に応える。
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