第八十四部第五章 宣言に向けてその十七
[8]前話 [2]次話
「だが有事にはな」
「各国の国家元首はですね」
「明確に中央政府軍に出動要請を出せる」
「これまでもそうでしたが」
「その権限をさらに強くする」
「有事の際は」
「各国の国家元首の指揮下に入ってもらいますね」
スタッフ達もマックリーフに話す。
「そして、ですね」
「必要であれば自国に駐留している以外の中央政府軍にも来てもらう」
「そうもしてもらう様にですね」
「してもらいますね」
「基本各国軍で行うが」
自国のことはというのだ。
「やはりな」
「何があるかわかりません」
「その時はですね」
「中央政府軍にも来てもらい」
「国家元首の指揮下で動いてもらい」
「そして、ですね」
「これまで話した様にな」
まさにというのだ。
「動いてもらう」
「中央政府軍にも」
「自国の有事は処理しなければなりません」
「だからですね」
「そうしてもらいますね」
「そのことを求めていく」
中央政府に対してというのだ。
「是非な」
「左様ですね」
「ではこうしたことをですね」
「宣言で述べ」
「そして、ですね」
「中央政府と対する、だが全てだ」
マックリーフはここで腕を組んだ、そうしてスタッフ達に話した。
「中央政府にとってもな」
「断るものか」
「受け入れられないものか」
「それは、ですね」
「中央政府に立って考えてみますと」
「受け入れられないものか」
それはというのだ。
「私は特にだ」
「はい、これといってです」
「反対する理由はないですね」
「中央政府にとっても」
「そうしたものですね」
「そう思う」
マックリーフとしてはというのだ。
「やはりな」
「左様ですね」
「そこまで強い政策ではないかと」
「別に中央政府軍を認めないというものではないので」
「それなら」
「そう思う」
スタッフ達にまた述べた。
「私としてはな」
「ですね、では」
「我々の主張はですね」
「勝ち取ることが出来ますね」
「左様ですね」
「それは充分に可能だ」
まさにというのだ。
「それはな、だが」
「それでもですか」
「我々にとってはですね」
「油断出来ることではないですね」
「勝算はあっても」
「飲める話でも簡単には飲まない」
マックリーフは冷徹な声で述べた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ