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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
AXZ編
第168話:錬金術への誘い
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金を引いた。
「なろぉっ!」
忽ち始まる、錬金術によりあらぬ方向から飛んでくる銃弾と魔法により不規則な軌道を描く銃弾による銃撃戦が始まった。サンジェルマンが引き金を引く度にあちらこちらから銃弾が飛んでくるのを、颯人の銃弾が撃ち落としていく。彼女が何処から銃弾を飛ばしてくるのか分からないので、颯人は引っ切り無しにあっちこっちに首を回さなければならない。気付けばサンジェルマンに対する警戒が疎かになっていた。
その心の隙を彼女は見逃さない。颯人からの警戒が薄れたのを見て、サンジェルマンは連射力の高い銃撃から一撃の威力が高い銃撃に切り替えた。直撃すればただでは済まない一撃。意識が逸れている今なら、その威力は絶大だ。
颯人が明後日の方を向いている隙に、狙いを定め引き金を引こうとする。
刹那、颯人が居る場所から一つの音声が響いた。
〈コネクト、プリーズ〉
音声が響くと同時に、颯人の前に魔法陣が出現し彼はその中に手を突っ込んだ。するとサンジェルマンの真横に同じ魔法陣が出現し、そこからウィザーソードガンを持った颯人の腕が姿を現す。
「なっ!?」
マズイと思った次の瞬間には颯人は引き金を引き、サンジェルマンは持っていた銃を弾き飛ばされた。視線は弾かれた銃を追ってしまったが、頭では次の銃撃が来ることを予想していたのでそれを回避すべく銃が飛んでいったのとは別の方向に飛び込むように倒れ込んだ。お陰で追撃は何とか回避できたが、お陰でメインの武器である銃を失ってしまった。
「くっ、しかしっ!」
だがサンジェルマンのファウストローブは手元に銃が無くても攻撃手段には事欠かない。両肩と足裏にも弾丸を発射するギミックが仕込まれていたのだ。それを用いて魔法陣から伸ばされた腕を銃撃する。
「おっとと!」
慌てて腕を引っ込めた颯人。それに合わせて魔法陣は姿を消し、改めてサンジェルマンは落とした銃を回収しようと動いた。
だが颯人はそれを許さない。再びコネクトの魔法を使うと、今度はそれに向けて発砲した。放たれた銃弾は魔法陣を通って別の場所から出現し、銃を回収しようとしているサンジェルマンに襲い掛かる。
「くっ!? この攻撃は……!?」
サンジェルマンは即座にそれが先程自分が颯人に対して行っていたのと同じ攻撃である事に気付いた。彼は魔法を用いて、サンジェルマンと同じ事をやったのだ。
「こういうやり方もあるんだって、学ばせてもらったよ。流石源流が同じだけあって、出来る事もそっくりだ」
言いながら颯人はウィザーソードガンをソードモードにして、更に武器の方のハンドオーサーに右手を翳す。武器を介してのコネクトの魔法、その効果により颯人の一撃は離れた所からでも相手の死角を斬撃で攻撃できるよう
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