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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四百十五話 下山 その1
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澤が見張りを続けてから、3時間後、今度は石川が見張りの番だ。
休憩をとる尻澤。
尻澤が目を覚ますころには、もう、空の色は青くなっていた。
石川が、目を覚ました尻澤に告げる。
「日が出る前に、下山を再会させましょう、これから先はどんどん明るくなるはず」
二人は下山を再開させる。
空腹と、のどの渇きが二人を追いつめる。
しかし、目の前の景色は徐々に見慣れた景色に変わっていく。
それは、二人が下山に成功しつつある証拠だった。
それから数十分後、二人は無事にヴァサマ山の下山に成功。
「石川さんは、これからどうするんですか?」
「コーバンに行くわ、自首して紅軍連合の情報をケーサツに提供すれば、罪も軽くなるからね」
「私はこのまま、電車で新聞社に戻ろうと思っています、私が紅軍連合に潜入して、見て知ったことを、新聞を通してみんなに知ってもらうために...」
「そう、あなたはそれでいいと思うわ、どちらにせよ、私がナガヌォベースの位置をケーサツに教えれば、ヴァサマ山は戦場になるのだから...」
「でも、本当に自首するんですか?」
「ええ、このまま自首せずに逮捕されれば、死刑は確実だからね、でもケーサツに紅軍連合の本拠地の場所を教えれば、死刑にならずに済むわ、そういう意味でもあなたには、新聞社に戻ってもらったほうが色々と都合がいいのよ」
「わかりました、私が都内の新聞社につくまで、電車で3時間程かかると思います、それまでにちゃんと、ケーサツに情報提供を済ませておいてくださいね」
「ええ、もちろんよ、それじゃあ、無事に出所出来たら、また会いましょう」
石川ユニはナガヌォ県内のコーバンを目指して歩き出す。
尻澤エリコは都内に戻る為に、駅のある方向に向けて歩き出す。
二人は、お互いに背を向けて、それぞれの目的を達成させるために歩き始めた。
それから、数時間後、石川ユニの情報提供により、ケーサツ、ジエータイはヴァサマ山への出動を開始した。
次回予告 下山 その2
※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
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