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ドリトル先生の落語
第三幕その六

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「そうしないと駄目ですね」
「普通公務員でもそんなことしたらどうなるか」
「言うまでもないですね」
「辞めさせられるよ」
「懲戒免職ですね」
「そうなるから」
 当然というのです。
「もうね」
「そうならないとおかしいですね」
「平然と人を殴ったり罵ったり」
「その跡があったら」
「それこそね」
 まさにというのです。
「問題になるよ」
「絶対に」
「そうなることがね」
「普通ですね」
「その普通でないのがね」
「日本の学校の先生ですね」
「その先生が正座をさせて」
 体罰でというのです。
「正座というものに悪い印象を与えることもね」
「よくないことですね」
「そうだよ、全くこうした先生はね」
「一人でも多くですね」
「処分されないとね」
「日本の教育はよくならないですね」
「そうだよ、正座を体罰にすることも」
 このこともというのです。
「駄目だよ、しかし落語でも正座はしても」
「それは絶対ですか」
「本来はね、けれどね」
「それでもですか」
「どうしても無理だったり」 
 先生は考えつつお話しました。
「あと楽しんでもらって笑わせる」
「それが落語ですね」
「それで自分が苦しかったら」
 落語をしてというのです。
「あまりね」
「よくないですね」
「そうだよ、考えてみればね」
 こう言うのでした。
「だからどうしても無理なら」
「こだわらないですね」
「楽にしていいかもね」
 正座をしなくてもというのです。
「少なくても人にさせて自分にしない」
「そんな人の言うことはですね」
「聞いても無駄だしね」
「人にあれこれ言う資格ないですね」
「今僕がお話したみたいな先生はね」
 先生も鮟鱇を食べながら言います。
「絶対にね」
「いてはならないですし」
「そんな先生が関わっている場所にもね」
「いたら駄目ですね」
「どんな立派なものをやっている場所でも」
 それでもというのです。
「そんな先生がまともに教える筈ないからね」
「殴って蹴って罵って」
「生徒を正しく教える筈ないね」
「むしろ傷付けるだけだね」
「トラウマ負わせたりね」
「するよ、だからね」
 間違いなくそうなるからだというのです。
「そんな先生が顧問の部活はね」
「最初から入らない」
「入っても問題があるとわかったらすぐに辞める」
「そうすることだね」
「それが一番だよ」
 こう言うのでした、そしてです。
 そうした先生のお話をしてから鮟鱇鍋をさらに食べていきます、そこで先生は今度はこんなことを言いました。
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