第三幕その三
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「ピータンだのな」
「家鴨の卵を茹でたものね」
「それに駝鳥の卵のオムレツもな」
「好きなのね」
「そうしたものを食べながら」
さらにというのです。
「ビールやワインを飲むのがな」
「好きなのね」
「そうなっているな」
「成程ね」
「実にいい」
「キャプテンさんも卵が好きってことね」
ビリーナはここまで聞いてしみじみとした口調になって言いました。
「そういうことね」
「要するにな」
「そうじゃ、それで今はな」
今度はオムレツを食べて言いました。
「牛乳と一緒にな」
「楽しむのね」
「牛乳も好きだからな」
それでというのです。
「こちらも飲むぞ」
「朝は牛乳よね」
トロットはその牛乳を飲みながら応えました。
「やっぱり」
「何と言っても」
「そうよね、それじゃあ」
「楽しくね」
「朝ご飯を食べよう」
「そうしましょう」
こうしたお話もしてでした。
皆で朝ご飯を飲んで食べてです。
その後は暫く昨日と同じく三百六十度球形にお空の景色を楽しみますがノーム王はその中で言いました。
「ここはお風呂もよいのう」
「うむ、見事な大浴場でな」
ドワーフ王も応えます。
「サウナも湯舟も水風呂もな」
「全て楽しませてもらったな」
「全くだ」
こう言うのでした。
「堪能させてもらった」
「風呂はいいのう」
「地下の風呂もよいがな」
「地熱がいい具合でな」
「温泉が多くてな」
「しかしな」
「ここの風呂もいい」
飛行船の中のというのです。
「実にな」
「全くだな」
「宮殿の皆がお風呂好きだからね」
トロットが笑顔で言ってきました。
「それでなのよ」
「お風呂もか」
「この飛行船は充実しているか」
「そうなのよ」
こうお話するのでした。
「サウナもあってね」
「サウナは大好きだ」
ノーム王は笑顔で言いました。
「あそこで汗をかいてな」
「すっきりするのよね」
「水風呂も入ってな」
そうもしてというのだ。
「それでだ」
「また入るのね」
「湯舟もな」
こちらもというのです。
「そちらもな」
「ははは、身体も心も奇麗になるからな」
ドワーフ王はお口を大きく開けて笑って言いました。
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