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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四百十三話 侮辱 その2
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第四百十三話 侮辱 その2
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『紅軍連合』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。
紅軍連合を裏切り、山から脱走した男、木藤リョウ。
紅軍連合のメンバーで女性主義者の石川ユニは木藤リョウの恋人だった。
山を下りてナガヌォ県内に潜伏していた木藤は、恋人の石川にだけ、自分の潜伏先のアパートの住所を電話で教える。
その住所にむかった石川ユニは、アパートで組織を裏切った木藤とセッ●スしてしまう。山に戻った石川の報告に違和感を感じた、紅軍連合のリーダー倉都テツオは、石川を組織を裏切った疑いで、縄で拘束する。
石川が本当に裏切り者とセッ●スしたのかどうかを確認するために、倉都テツオは尻澤エリコ、加藤モトヒロ、上松サトツ、理由地エルの4人に、木藤の捜索と捕獲を命じる。
そして裏切り者である木藤との接触に成功した4人に待ち受けていたのは、石川ユニが木藤とセッ●スしてしまったという事実だった。
そして4人が山に戻ってきたころにはもう、すでに、石川への自己反省と称する拷問が始まっていた。
倉都テツオが、約50人のメンバーたちに向かって命じる。
「ではこれから、石川ユニの更生を願って、石川ユニへの自己反省を始める?わかるか?意義のあるものは名乗り出ろォッ?」
倉都テツオの言葉を拒否するメンバーは一人もいなかった。
「異議なし?」
「異議なしだァ?」
「異議なーし?」
「異議なし...」
「よぉし?ではまず俺から最初に、始めさせてもらう、俺が終わったら今度はお前たちの番だからな?」
倉都テツオの言葉に、これからいったい何が始まるのかわからないメンバーたちは期待と不安のこもった視線を倉都テツオに向ける。
「石川ァ?俺たち紅軍連合はなァ、この日本という国と戦っているんだ?そして俺たちには軍隊に比べて力がない?裏切りは、組織に致命的なダメージを与え、組織の統率を乱す、許されない行為なんだ?石川ァ?お前はその許されない罪を犯した大罪人だ?俺は今からお前を痛みでもって更生させる?コレは暴力じゃない?祈りだァ?わかるか?」
倉都テツオが、椅子に縄で拘束された石川ユニの顔面をグーで殴る。
石川ユニの体が椅子ごと床に倒れる。
それを周りで見ていたメンバーたちは皆、この自己反省の意味に気付く。
そう、倉都テツオは紅軍連合約50名のメンバー全員に、石川ユニの顔面を殴らせようとしているのだ。
頭部を50回も殴打されれば、殴打された人は死んでしまうかもしれない。
そして、石川ユニもメンバ―同様に、この自己反省の意味に気付いてしまった。
「よぉし?次ッ!次は誰が石川を殴るんだ?殴る
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