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妻にミニスカートを穿かせる理由
第五章
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「思えるわね」
「そうなのよね」
 みのりも否定せずに答えた。
「ブリーフ特に白だと」
「息子生まれても穿かせたくないわね」
「今は子供もトランクスとかボクサーあるし」
「そっちにしたいわね」
「どうしてもね、それでね」
 みのりは姉にあらためて話した。
「私としてはね」
「トランクス好きよね」
「晶君のトランクス洗濯して」
 目を輝かせて言うのだった。
「手に取って干す時もね」
「興奮するのね」
「もう穿いてる姿見たら」
 それならとだ、目をさらに輝かせて話した。
「ゾクゾクくるわ」
「そこまで好きなのね」
「そう、だからね」
「これからも晶君は」
「トランクスでいてもらうわ、ただね」
「他の人が穿いてるの見ても」
「ドラマでも漫画でもね」
 そうした場面を目にしてもというのだ。
「自分でも不思議な位ね」
「何も思わないのね」
「そうなの、けれど」 
 それがとだ、みのりは強い声で言った。
「晶君のもので」
「彼が穿いてる姿を見たら」
「もうこれ以上はないまでにね」
「くるのね」
「そうなのよ」
「それは同じってことね」
 まさにとだ、さつきも応えた。
「旦那さんとね」
「晶君が私のミニスカート姿にそそられるのと同じね」
「そうよ、好きな相手だからこそね」
「そそられるのね」
「そして見たいのよ」
「そうなのね、じゃあこれもまた」
 みのりはここまで聞いて考える顔になって述べた。
「恋愛ってことね」
「そうね、じゃあお互いにね」
「これからもなのね」
「うちの人はうちの人でね」
 さつきの夫もというのだ。
「何でも私のネグリジェや浴衣姿にね」
「ぐっとくるの」
「だから夜はね」
「そうした格好になるのね」
「そして一緒にいるのよ」
「成程ね、じゃあお互いに」
「ええ、楽しく仲のいい夫婦生活をね」
 まさにそれをというのだ。
「育んでね」
「続けていけばいいわね」
「お互いにね」
 姉妹で話した、そして今の夫との家に帰るとだった。
 みのりは夫が帰って来る前に黒いミニのタイトスカートに穿き替えた、すると晶は大喜びで妻を抱き締めた、そのうえで二人で楽しい時間を過ごしたのだった。
 後日夫婦でデートしたが街中にミニスカートの女性それに少女が多くいた、だが晶は彼女達には目もくれず。
 ひらひらとした白いミニスカートに黒いストッキング姿の妻ばかり見ていた、そうして彼女に言うのだった。
「今日も最高に似合ってるよ」
「ミニスカートが」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「凄く嬉しいし楽しいよ」
「そう言ってくれて私も凄く嬉しいわ」
 夫と手をつなぎ合った状態で笑顔で応えた、その絆は誰が見ても極めて強く深いものであった。


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