第二幕その七
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「今度行うってね」
「ポスター作って宣伝してるんだ」
「何時何処で行うか」
「見たらこの大学の中だね」
「ホールの一つでするんだ」
「そう書いてあるね、面白そうだね」
先生は微笑んでです、一緒にいる皆に言いました。
「これは」
「そうだよね」
「じゃあ行ってみる?」
「そして落語聞く?」
「そうしてみるよ」
先生は笑顔で答えました、そしてです。
そのうえで研究室に入って学問をしました。井原西鶴さんの論文を読んで自分も書きますがその中で皆に言いました。
「次は物理の論文だけれどね」
「ああ、それからはなんだ」
「次の論文は決まってないんだ」
「そうなのね」
「そうなんだ、依頼がなくてもね」
論文を書いて欲しいとです。
「自分が学びたいものがあるとね」
「学んで書く」
「そうするのが論文だよね」
「学問だよね」
「先生はそう考えてるね」
「そう、だからね」
それでというのです。
「物理の次も書きたいけれど」
「ううん、それがだね」
「まだ見つからないんだね」
「先生は」
「そうなんだ、まあゆっくりと考えるよ」
先生は微笑んで言いました。
「焦ってもね」
「そうそう、仕方ないしね」
「先生は元々焦らないしね」
「それも絶対に」
「そうした人だから」
「今回もだね」
「焦らなくてね」
それでというのです。
「じっくりと考えるよ」
「そうするね」
「それじゃあゆっくり考えよう」
「今は西鶴さんの論文書いてるし」
「次は物理があるし」
「そうだからね」
「まあ物理の論文を書いてる時にでもね」
「考えていこう」
「そうしようね」
こうしたお話もしてでした。
先生は論文を書いていきました、そしてです。
お昼はおうどん、きつねうどんと牛丼を食べました。食堂で食べましたが先生はそのおうどんを食べて言うのでした。
「ここのきつねうどんは美味しいね」
「そうだよね」
「牛丼もね」
「凄く美味しいね」
「いいよね」
「両方ね」
「そうだね、そういえば落語でもね」
こちらでもというのです。
「食べもののお話が多いんだよ」
「そうなんだね」
「落語と言ってもお話は多いんだね」
「何かとあるんだね」
「そうなのね」
「そうなんだ、一口に言ってもね」
落語とです。
「ネタは色々あって怪談もね」
「あるんだ」
「幽霊とか妖怪のお話も」
「そうしたのもあって」
「食べもののお話もなのね」
「あってね」
それでというのです。
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