第二幕その十一
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「それでわかったんだ」
「キャプテンさんもなのね」
「足のことは気にしないで」
そうしてというのです。
「存分に楽しめばいいと」
「わかってくれたのね」
「だからこそ」
是非にというのです。
「今からだよ」
「皆の中に入るのね」
「そうしてくるよ」
「それはいいことよ」
是非にとです、トロットも笑顔で頷いて答えました。
そのお返事も受けてでした、キャプテンも皆の中に入って歌って踊ります、ジョージ達五人はこの時はそこに入りませんでしたが。
歌と踊りを見てです、空中にいる景色も見て言いました。
「最初からいいね」
「素敵なはじまりだね」
「いきなりね」
「そうしたものになって」
「幸先がいいわ」
「はじまりがよくて最後もいいなら」
トロットは五人に応えました。
「最高ね」
「そうですね」
「途中何があっても」
「最初と最後がいいなら」
「それならです」
「最高の思い出になりますね」
「そうでしょ、今回の歴訪もね」
まさにと言うのです。
「まずはね」
「最初がいいですね」
「それが」
「それならですね」
「まず幸先いいスタートが切れた」
「嬉しいことですね」
「本当にね、では最後も大事だけれど」
そちらを最高のものにするだけでなくというのです。
「途中もね」
「よくしていきますね」
「そうしたものにしますね」
「皆で頑張って」
「そのうえで」
「そして最後まで、ですね」
「皆でそうしていきましょう」
トロットは五人ににこりと笑って言いました。
「今回もね」
「そうする為にもね」
まさにとです、ビリーナが言ってきました。
「私はどんどんよ」
「頑張ってくれるのね」
「知恵を出してね」
そのうえでというのです。
「やらせてもらうわ」
「お願いね、ビリーナって活発なだけじゃなくて」
「知恵もあるでしょ」
「ええ、機転が利いてね」
そうしてというのです。
「ここぞという時は」
「そうでししょ」
「皆を助けてくれるわ」
「それが私なのよ」
トロットに胸を張って答えました。
「オズの国きっての鶏よ」
「いざという時皆を助けてくれる」
「そうしたね」
まさにというのです。
「鶏なのよ」
「その貴女がいてくれたら」
「何があってもよ」
「助けてくれるわね」
「そうさせてもらうわ」
「そうよね、では頼らせてもらうわね」
「そうしていいわよ、それでね」
ここでさらに言ったビリーナでした。
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