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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第117話 死闘サラマンダースフィンクス!小猫よ、四天王を使いこなせ!
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 今度は自分がやると言わんばかりに唸り声を上げるテリー、そんな彼の意図を組んだリンさんがテリーの援護に入った。


「イッセー!テリー!鼻での呼吸は禁止だし!『サンダーペパーミントフレグランス』!!」


 リンさんはサラマンダースフィンクスの顔面にまるで雷が直撃したかのようなすさまじい刺激臭を放つ匂いを浴びせた。


 イヤそうに前足で匂いを払うサラマンダースフィンクスの隙をついたテリーがまるで白い閃光のような軌跡を描き足を順番に噛みついていく。


「ゴァァァァァッ!」


 相当不快に感じたのかサラマンダースフィンクスが滅茶苦茶に暴れ出したわ、その際の一撃が天井を崩して離れて見ていたティナさんの頭上に瓦礫を落とす。


「ティナさん!」


 祐斗が慌てて助けようとするがそれよりも早くラクダのマツゲがティナさんを担いで瓦礫をかわした。


「あ、ありがとう……」


 ティナさんのお礼にマツゲは得意そうに笑みを浮かべた。ラクダは死ぬほど嫌いだけど今は素直にティナさんを助けてくれたことに感謝するわ!


「もう少しです!次はサラマンダースフィンクスの舌を引っ張って噛ませてください!奴の舌はかなり頑丈なので千切れたりはしません!」
「よし来た!堕天使総督の意地を見せてやるぜ!」


 ボロボロになった鎧の隙間からアザゼルがやる気のある瞳を見せる、暴れていたサラマンダースフィンクスの口の中に飛び込むと舌を掴んで勢いよく引っ張った。


「喰らいなさい!」


 そこにイリナが急降下してサラマンダースフィンクスの頭を踏みつけた、その一撃でサラマンダースフィンクスは自身の舌を噛んでしまい痛そうに座り込んだ。


「はぁ……はぁ……ここまでやってようやく大人しくなったか……」
「タフな野郎だ……」


 私達の攻撃をまともに受けても五体満足でいるサラマンダースフィンクス、恐ろしいほどタフね。でもあと一歩よ!


「先輩!最後に尻尾の蛇を力いっぱい叩いてください!」
「よっしゃ!残ったカロリー全部使ってぶち込んでやる!」
「はぁ……」


 小猫の最後の指示にイッセーは笑みを浮かべて、ゼブラさんは面倒くさそうに溜息を吐きながら最後の一撃を放つ準備に入った。


「10×2で20!ブーステッド・釘パンチ!!」
「ボイスミサイル!!」


 二人の最後の一撃がサラマンダースフィンクスの尻尾を直撃した、その瞬間サラマンダースフィンクスが顔を上げて涙腺から液体が零れ落ちる。


「ゴワッシュワ〜!!」
「出……出たあああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


 遂にサラマンダースフィンクスの目から涙が出たわ!あれがメロウコーラなのね!

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