第二話 恐竜屋へその七
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「あんた達に聞くが」
「はい」
「どうしたの?」
その翼に凌駕とらんるが応える。
「アスカという男を知っているか」
「知っているも何も」
「私達の仲間だったわ」
「ダイノアースのな」
二人だけでなく幸人も言ってきた。
「一度こっちにまた来てくれましたけれど」
「そのアスカさんがどうしたの?」
「御前達こそどうしてアスカを知っている」
「一度一緒に戦った」
「僕もです」
ヒカリはその右手の人差し指で自分の髪をかきながら言ってきた。
「ボウケンジャーの奴等と一緒にな」
「ボウケンジャー!?」
「そういう人達もいるの」
「ハリケンジャーとデカレンジャーなら知っているが」
彼等が知っているのはその二つのチームだけだった。
「その他のチームは」
「ちょっとね」
「知らないが」
しかしであった。デカレンジャーと聞いてだ。今度は芳香が言ってきたのだった。
「デカレンジャーだったら」
「そうだよな」
長姉の言葉に魁が頷いて応える。
「あの地球署の刑事さんだよな」
「あれっ、デカレンジャーは知ってるんですか」
「何かお互い知ってる人達もいるみたいだし」
「俺達は似た者同士か?」
「そうみたいだな」
また翼が言ってきた。
「どっちにしてもだ。今は」
「今は?」
「戦うしかない」
こう凌駕に答えるのだった。
「今はな」
「ああ、その通りだ」
蒔人も彼の言葉に頷く。そうしてであった。
「じゃあ行くぞ、いいな」
「ええ、それなら」
「今ここで」
芳香と麗人が言ってであった。そうして。
「魔法変身!」
五人がそれぞれマージフォンを出す。ヒカルは彼だけはグリップフォンを出しであった。
そのうえでこう言うのであった。
「天空変身!」
「マジマジマジーロ!」
「ゴールゴルゴルディーロ!」
そのフォンを上に掲げてそうして。
光に包まれ変身する。マントを羽織ったマジレンジャーになったのだ。
そしてアバレンジャーの三人もであった。
それぞれダイノブレスのスイッチを入れて口を開かせた。それから左手を右肩の前に持って来て右手は顔と左手の間で半開きにしてそのうえで。
「爆竜チェンジ!」
その言葉と共にダイノブレスのボタンを押す。それと共に颯爽とアバレンジャーになるのであった。
こうして九人の戦士が姿を現した。彼等はすぐに戦闘に入った。
デズモゾーリャの兵士達を倒していく。九人の戦いはかなりのものだ。
「くっ、相変わらず強いではないか!」
「しかも他の奴等もいるぞ!」
ヴァッフォとミゲラもこう言って歯噛みする。
「何という誤算だ」
「いきなりここまで出て来るとはな」
「これは参ったぞ」
「全くだ」
自分達の軍勢がかなり押されているのに彼
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