第二話 恐竜屋へその二
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「最近言っていないがまた行かないとな」
「今度は二人で行くとするか」
「そうだな」
ドギーと爺の二人で盛り上がっている。
「ではだ。これから昼食にするか」
「カレーだな」
「そうだ。残念だが恐竜屋ではないが」
「そうだな」
二人でそんな話をしていく。
「カレーにしよう」
「そうするとするか」
「何かこの二人で決まってるけれど」
「それもええかな」
小梅とほのかが話す。これがシンケンジャーとデカレンジャーの出会いであった。
そしてその恐竜屋はだ。さらに大きくなっていた。今や世界中に展開する大企業となっていたのである。
しかしである。その社長はというとだ。人間ではなかった。
「やあ、今日も繁盛繁盛!」
「そうですね、会長」
「今日も凄い売り上げです」
「これでまた会社が大きくなる!」
見事な会長室の中でヤツデンワニが秘書達に応えている。
「ワニもらんるちゃんにプレゼントできる!」
「それですが会長」
ここで一人の老人が畏まって彼に声をかけてきた。
「宜しいでしょうか」
「あっ、社長」
見れば介さんであった。彼も社長になっていた。店を乗っ取られたうえ世界企業にまえ変えられていたがその社長になっているのである。
「何がどうしたんだい?」
「凌駕さん達が来ています」
「あっ、じゃあらんるちゃんも?」
「はい、どうされますか?」
「当然この部屋に!」
ヤツデンワニは迷うことなく答えた。
「それでカレーを食べる!これでいい!」
「左様ですか、それでは」
「うん、そうしよう」
「といきたいところですが」
だがここで介さんの言葉が変わってきた。
「今別のお客様も来ていまして」
「別の?」
「はい、六人来ておられます」
それだけが来ているというのである。
「どうされますか?」
「その人達どんな人達?」
「アニキ農園の方々です」
「ああ、あの」
ヤツデンワニはその農園を知っているようだった。話を聞いてすぐに明るい声を出してきた。
「あそこの人達が」
「はい、我が社と提携しているあの農園の」
「じゃあワニから行く!」
ヤツデンワニは考えを変えてきた。
「それでアニキ農園の人達とも一緒にカレー食べる!」
「それでは」
「社長はどうする?」
今度は社長に尋ねてきた。
「食べる?一緒に」
「そうですね」
介さんはまずは一呼吸置いた。そのうえで答えるのであった。
「では私も」
「そう、カレーは皆で食べるのが美味しい」
ヤツデンワニは明るい声で言った。
「だから社長も食べる、皆で!」
「それでは」
こうしてヤツデンワニと介さんはビルの下に降りてそのすぐ傍にある恐竜屋一号店に入った。そこではかつてのままの店が残されていた。
「何かここ
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