第二幕その四
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
実際に皆と一緒に歌って踊ると、でした。
「あっ、キャプテンさんも踊れますね」
「結構いけてますよ」
「それに歌もお上手で」
「かなりいいです」
「問題ないです」
「そうか、踊りのことばかり考えて」
キャプテンはジョージ達五人に応えて言いました。
「歌までは考えてなかったよ」
「いや、それがですよ」
「お上手ですよ」
「僕達よりかなり」
「音程もしっかりしていて」
「堂々と歌えてまして」
「あたしもそう思うわよ」
つぎはぎ娘もキャプテンの歌について答えます。
「お上手よ」
「そうか、久し振りに歌ったが」
「いけてるわよ」
実際にというのです。
「本当にね」
「ならこれからも」
「歌えばいいわ、歌えば歌う程ね」
そうすればというのです。
「上手になるしね」
「それはその通りだね」
「踊りだってそうだし」
「わしもか」
「どんどん歌って踊って」
そうしてというのです。
「楽しめばいいわ」
「わかったよ、これまで臆していたけれど」
自分が片足だからとです、キャプテンは答えました。
「踊っていくよ、そして他のことも」
「やっていくわね」
「何ならスポーツも」
こちらもというのです。
「やっていこうか」
「いいですね、身体が悪くてもです」
ジョージが笑顔で応えました。
「スポーツは出来ますよ」
「外の世界ではそうか」
「はい、中にはです」
ジョージはさらにお話しました。
「パラリンピックっていって」
「パラリンピック?」
「身体障害者の人のオリンピックもあります」
「そうなのか」
「今はそうなんですよ」
「オリンピックをしているのは聞いたが」
「キャプテンさん達が外の世界におられた頃もありましたね」
こうキャプテンにお話しました。
「そうでしたね」
「そうだったが」
「はい、今はです」
「そうしたものも行われているんだな」
「キャプテンさんみたいに足が悪い人も」
そうした人もというのです。
「ちゃんとです」
「スポーツをしているんだな」
「そうなんですよ」
「そうなんだな」
「ですから」
ジョージはキャプテンにさらに言いました。
「どんどんされて下さい」
「車椅子でも運動している人いまして」
「お身体の何処か悪くてもです」
「スポーツで汗を流す人もいます」
「それでパラリンピックでメダルを獲得する人もいます」
恵梨香達四人も加わって五人でお話します。
「ですからキャプテンさんもです」
「お好きなスポーツされて下さい」
「それに片足でも身体の動きは問題ないですね」
「こけたりバランス崩したりされないですね」
「そのこともありますし」
「そうだな、ではこれからは好きなスポーツをしていこう
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ