第二章
[8]前話
「結構入って来る様になったわ」
「それは何よりね、ただね」
友人はキャサリンにはっとしたことがあってそのことを聞いた。
「あんた素性をね」
「ばれない様にしているわ」
「マスクだけじゃ不安って言ってたでしょ」
「髪の毛の色でもね」
「そこはどうしたの?」
「ウィッグ買って被ってるの」
キャサリンは笑顔で答えた。
「ブロンドのね、髪型は同じだけれど」
「その黒髪と」
「そうなの」
自分の黒のロングヘアを触りながら話した。
「そうしてるから」
「ばれないのね」
「実際コメント欄見たら」
動画のそれをというのだ。
「別にね」
「問題なしね」
「ええ」
そうだったというのだ。
「これがね」
「それはよかったわね」
「それでこれからもね」
キャサリンはさらに話した。
「動画配信の時はね」
「ウィッグ被るのね」
「そうしてくわ」
友人に笑顔で言った、そしてだった。
キャサリンは動画の時は常にウィッグを被った、するとそれだけで見た目はかなり変わり誰も彼女の素性をわからず。
活動を続けられた、だが友人にこうも言った。
「動画撮影が終わったらすぐに全部切って」
「ああ、終わった後の場面は出さない」
「間違えてそれやってね」
「素性ばれた人いるわね」
「だからね」
そうしたことがあるからだというのだ。
「そのことは私もね」
「注意してるのね」
「そうしてるわ」
このことも話すのだった、ウィッグそれにマスクを着けていても素性がばれない為には要人が必要だと。このことも頭に入れて活動していくのだった。
ウィッグで変身 完
2023・8・25
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