第九十一話 夏休みも終わりになってきてその十五
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「おかしいのよ」
「中には暴力振るう人もいるし」
「どんな立派なこと言っても」
それでもというのだ。
「暴力振るったら」
「その時点でアウトよね」
「最早ね」
「まあ私は他の人が何食べてもいいけれど」
一華は自分の考えを述べた。
「お肉でも何でもね」
「鯨でもよね」
「いいわよ」
別にというのだった。
「鯨も言われるけれど」
「人間の次に頭がいいとかね」
「それ言ったら牛がね」
「若しも人間の次に頭よかったら」
「食べないのか」
「違うわよね」
「インドの人は食べないけれど」
ヒンズー教徒はだ。
「それでもね」
「そう言う人達はね」
「食べるわよね」
「牛はね」
「美味しいから」
「沢山の国で食べるし」
インドの様な国を除いてだ。
「そうだしね」
「言わないわよね」
「鯨食べて駄目なら」
それならというのだ。
「他の生きものはどうか」
「そうもなるわね」
「あれ食べるなこれ食べるなって言う人って」
「色々おかしいわね」
「もうカルトっていうか」
「そんな風よね」
二人でどうかという顔で話した、そしてだった。
夕方になってだ、かな恵は一華に言った。
「もう時間だし」
「帰るのね」
「うん、またね」
「そうね、それじゃあね」
二人で別れの挨拶をしてだった。
一華はかな恵を玄関まで送った、そしてまた自分の部屋に入って今度は漫画を読んで過ごしたのであった。
第九十一話 完
2023・6・23
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