第九十一話 夏休みも終わりになってきてその十四
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「お花からね」
「頂いているわね」
「そうでしょ、だから生きる為には」
動物がというのだ。
「絶対にね」
「命を頂いてるわね」
「そうよ、だからね」
それでというのだ。
「もうね」
「皆よね」
「生きてるなら」
「命を頂いてるわね」
「だからヴィーガンの人が言うことって」
かな恵は首を傾げさせつつ言った。
「もうね」
「おかしいわね」
「命を奪うなって怒るけれど」
ヴィーガンでない人達にだ。
「お野菜も果物も」
「命よね」
「そうよ、だからね」
それでというのだ。
「おかしいのよね、結局はね」
「皆命を頂いていて」
「お肉を食べてもね」
「お野菜を食べても」
「一緒よね」
「確かにね」
一華もそれはと頷いた。
「そうなるわね」
「それで偉い人立派な人は皆菜食主義とか」
「そんなこと言う人いるの」
「極端な人の中にはね」
ヴィーガンのというのだ。
「そうした人もいるの」
「だから皆菜食主義になれっていうのね」
「あと牛一頭育てるのにどれだけ資源使うとか」
「それ言ってもね」
「もうどんどん極論でしょ」
「ええ、というか今思い出したけれど」
一華は首を傾げさせつつ言った。
「ヒトラーって菜食主義だったのね」
「みたいね、ソーセージ位は食べたらしいけれど」
「基本ね」
「私もそのお話聞いたわ」
ヒトラーは菜食主義だったことをだ、尚彼は酒は飲まないし煙草も吸わなかった。その代わりにチョコレートと紅茶を愛していた。
「それ言ったらね」
「もう菜食主義もね」
「立派な人は皆とか言っても」
「崩れるわね」
「まあヒトラーって生活は真面目だったらしいけれど」
女性にも清潔だった、趣味は読書と音楽鑑賞であり他人をいじめたりする様なことも彼個人ではなかった。
「悪い人って言ったら」
「そう言えるわね」
「あんなことしたからね」
「そう言うしかないわね」
一華もそれはと応えた。
「ヒトラーは」
「そうよね」
「それでそう言っても」
偉い人立派な人が菜食主義とだ。
「意味ないわね」
「というか自分だけがそうであったら」
ヴィーガンはというのだ。
「それでね」
「いいわよね」
「他の人に押し付けると」
そうすると、というのだ。
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