第九十一話 夏休みも終わりになってきてその十三
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「夏は特にね」
「いいわね、夏にお素麺とかサラダとか」
「たださっきも言ったけれど」
「栄養バランスは考えることね」
「蛋白質とかもね」
「ちゃんと摂らないと駄目ね」
「お野菜ばかりでもね」
サラダのことから言うのだった。
「栄誉がね」
「偏るのね」
「ヴィーガンの人って」
今度はこの主義の人達の話をした。
「お野菜とか果物だけだと」
「栄養偏るわね」
「せめてチーズとか牛乳とか」
「そういうので蛋白質摂ることね」
「お豆腐でもいいからね」
「そういう人って変な宗教めいた人いるわね」
「でしょ?もう煮干しからだしを取っても」
そうしてもというのだ。
「怒るし」
「豚骨とか鳥ガラも駄目よね」
「ラーメンだってね」
この料理もというのだ。
「チャーシューも卵も入ってるし」
「駄目になるわね」
「命を奪わないって言って」
「お野菜も果物も植物で生きてるじゃない」
一華はこの事実をあっさりとした口調で指摘した。
「そうでしょ」
「そうよね」
「だったらね」
それならというのだ。
「もうね」
「何も食べられないわね」
「そうよね」
「人間というか生きものって」
かな恵は考える顔で言った。
「生きる為に食べないとね」
「それで命を貰う」
「そうしたものよね」
「まあ植物はお水とか土から栄養摂るけれど」
「動物はでしょ」
それこそというのだ。
「どんな生きものもね」
「命を頂くわね」
「明男今でも昆虫好きだけれど」
子供の頃からというのだ、男の子というものは昆虫それに恐竜が好きな子が多く彼もそうであったのだ。
「カブト虫だってね」
「樹液舐めてるわね」
「木から出てるけれど」
「木を傷付けてるわね」
「だからね」
そうするからだというのだ。
「カブト虫だってね」
「命を頂いてるわね」
「蝶々も」
この昆虫もというのだ。
「お花の蜜を吸ってるけれど」
「というか蝶々って幼虫の時芋虫じゃない」
一華は蝶の幼生の時のことを話した。
「キャベツとか食べるじゃない」
「そうなのよね」
「やっぱり命をね」
「頂いてるわね、ただね」
「ああ、蜜もね」
「これもね」
これを吸うこともというのだ。
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