第七十六話 次の日も会ってその十一
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「私達がしたことでおみちから一人完全に離れたし」
「許されないことをしたのは事実だから」
「言われても仕方ないわ」
「そう考えているから、今は」
「ですが言っていいことと悪いことがありますよね」
新一君は明らかに言い過ぎです。
「しかも周りにあることないこと言い回ってるんですよ」
「あの子そうしたことするタイプね」
「自分でも言ってたしね」
「そのことも許せないですから」
嫌いな相手には何処までも徹底的にその人の嫌がることをするあの性格がです、何で新一君は嫌いな相手にはそうなのかわかりません。
「任せて下さい、ただ私よくその新一君が会いに来るんですが」
「そうみたいね」
「よく一緒にいるの見るわ」
「何でなんでしょうか」
「いや、それはね」
「言うまでもないでしょ」
お二人は私にどうかというお顔で応えてくれました。
「見てわかるわよ、すぐに」
「誰でもね」
「私達はあの子に凄く嫌われてるけれど」
「それでもね」
「お二人が嫌われるのはあの子が間違ってるからです」
お二人そして長池先輩がされたことを聞いてもです、人は誰でも間違いがあるので反省したらいいと今では思っています。
「ですが私は、ですか」
「よくあの子何もしないわね」
「そうよね」
またお二人でお話されました。
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