閃輝が目指す境地
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も不可能ではない。
「でも、幾らなんでもやりすぎだぜ?もう少し体を大事にしろって」
「大丈夫だって。能力で回復速度を上げてるから」
「・・・よしそれならこっちだった手があるぞ。強制的にでも休んでもらうぜ」
「へ?」
次の瞬間、閃輝の視界は闇に包まれた。
「う〜ん・・・」
閃輝は魘されるように目を覚ますと、そこは自分の部屋の中だった。いつの間に森から自分の部屋に戻ってきたのだろうか?でも魔理沙の姿はどこにも無い。
「あれ〜?どうなってんだよ・・・」
閃輝は頭を掻きながら階段を下りていく。すると、雨だったはずの空はすっかりと晴れて太陽の光が降り注いでいる。閃輝は縁側に置かれている布団が目に付いた。
「あっ、雛さん?」
「あら閃輝君、勝手にお邪魔してごめんなさいね。でも布団を取り込ませて貰ったわよ」
縁側では、座っている雛がいた。閃輝は布団を取り込んで貰ったのに感謝した。
「雛さん、有難うございます。俺がしなきゃいけない事なのに」
「いいのよ、でも閃輝君。顔色が悪いわよ?」
雛は立ち上がって、閃輝の頬に手を当てていった。閃輝は距離が近い事で心臓が早打つ。
が顔色が悪い事は事実である、幾ら回復速度を上昇させて体力を回復していると言っても
完全に疲労が抜け切るというわけではない。疲労が少しずつ蓄積しているのだ。
「大丈夫ですよ」
「でもね・・・そうだわ、えい♪」
「おわぁ!?」
雛は閃輝を干している布団の上へ押し倒した。そして雛は閃輝の頭を胸に抱いた。
閃輝はあまりの事に顔を真っ赤にして、バタバタと暴れる。
「ちょっとぉ!?雛さん!!?布団が潰れちゃいますって!!!??」
「閃輝君はいい子いい子〜♪」
雛は小さな子供をあやす様に閃輝の頭をさする、閃輝は抵抗を続けるが次第に大人しくなる
「(でも・・・布団もふかふかだし、雛さんも暖かいし・・・なんだか眠くなって・・・)すぅすぅ・・・」
閃輝は寝息を立て始める、愛する雛の胸の中で穏やかで安らかな気持ちで・・・
「これでいいのかしら?魔理沙」
「ああ、ありがとな」
雛が閃輝を抱きしめながら視線を反らすと、そこには魔理沙が愛用の箒を持って外に立っていた
「これで閃輝もゆっくり休んでくれるしな、雛にとっても良い事だろ?閃輝と寝られるんだから」
「ええ、私にとっても良い事尽くめね。でも咲夜にも同じような事を仕向けてあげてね
私達は閃輝君を同じように愛するって決めてるんだからね」
「解ってるぜ、でもこれから閃輝とメイド長、雛が結婚すると2人は私と兄ちゃんの義妹に
なるんだよな。ちょっと複雑だぜ」
魔理沙は頬を書きながら苦笑いをするが、雛は魔理沙の結婚っという単語に顔を真っ赤にしていた
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