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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第116話 遂に合流、イッセーと小猫!メロウコーラの鍵はサラマンダースフィンクスに在り!
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て調べれば何か凄いことが分かるかもしれません!」
「小猫ちゃん、珍しい食材を見つけた時みたいに目を輝かせてますね」


 私が興奮気味にそう言うとアーシアさんは可笑しそうに笑いました。


「ざっと読んでみたんですけど多分このグルメピラミッドに生息してる生物には捕獲する際に決まった手順があると思うんです。このエスカルアゴみたいな生物の絵は殻を縦に割っているような絵が描かれているんです!」
「うーん、確かにそう見えますね……後小猫ちゃん、本を押し付けすぎですよ。顔に当たってますよ」
「あっ、ごめんなさい……」


 私は更に興奮してアーシアさんに本を見せつけます。アーシアさんはちょっと困った顔をしながら苦笑していました。


「フフッ、小猫ちゃんが楽しそうで私もおかしくなって来ちゃいました」
「は、恥ずかしい所を見せてしまいました。取り乱して申し訳ありません」
「全然いいんですよ、そんなに夢中になれる事があって羨ましいくらいです」
「あはは……」


 私はそう言いながら顔を赤くして頬を掻きました。


「あっ、それイッセーさんも恥ずかしい時にやるクセですね。小猫ちゃんにも移っちゃいました」
「えっ、そんなことをしていましたか?まあイッセー先輩と一心同体になれたみたいで悪い気はしませんが……」


 ニトロの恐怖から解放されたからかおしゃべりが弾んでしまうわたしとアーシアさん、しかし私は今まで感じた事の無いヤバイ氣を感じてしまい声を止めてしまいました。


「小猫ちゃん、どうし……」


 アーシアさんが話そうとしたので私は彼女の口を押えました。そして通路の陰から先を顔だけ出して覗いてみると……


「ひッ……!?」


 私の視線の先には恐ろしい化け物がいました。その生き物はライオンのような体に蛇のような尻尾、大きな翼に長い鬣……そして鬼のような形相をした文字通りの化け物でした。


(大きさはリーガルマンモスと比べれば小さいけど感じる恐怖は今までのどんな猛獣よりも上……!)


 私は猛獣の強さを本能で察しました、先ほど遭遇したニトロにも負けないくらいの恐怖です。間違いなく今までで一番の捕獲レベルだと思いました。


(とにかく逃げないと……向こうはまだこちらに気が付いていない、ゆっくりと去りましょう)


 今の状況であの猛獣と戦闘になるのだけは避けたいです、そう思った私はアーシアさんに合図を出してゆっくりとこの場を去ろうとします。


(お、お願い……気が付かないで……)


 その時でした、私の足元からパキッという乾いた音がしたんです。視線を下にするとそこには動物の骨がありました。


(しまった!仙術で氣を探っていたから足元がお
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