第一章
[2]次話
ボランティアに連絡する理由
保健所で働いて長い梅野正太郎細く小さな目で色黒で長方形の顔を持つ黒髪を短くしている一七六程の背で均整の取れた彼はだ。
野良犬が連れて来られるとすぐに保健所を出入りしているボランティア団体に携帯電話で連絡を入れた。
「はい、親子で会わせて五匹です」
「ワン」
「ワンワン」
「クゥ〜〜ン」
「クンクン」
「ワオン」
「ワフゥ」
その犬達母犬は黒く生後二ヶ月位の子犬達はまだ小さく黒だったり茶色だったりする。五匹共不安そうである。
「すぐにお願いします」
「わかりました」
団体のスタッフの人も即答してだった。
中年の主婦と思われる人が来てだ、犬達の画像を撮ってから細かいことを調べてそのうえで梅野に話した。
「こちらで、です」
「SNSにですね」
「あちこちで飼い主の人を募集しますので」
「宜しくお願いします」
「それでお願いですが」
女性は梅野に真剣な顔で言った。
「この子達は」
「はい、募集してくれましたし」
「最後の子が貰われるまで」
「お願いします、ですが期限になったら」
「こちらで、ですね」
「お願いします」
梅野は真剣な顔で言った、そしてだった。
ボランティアの人は団体が行うべきことを行ってそのうえで団体の方に戻った。梅野はその人を見送った。
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