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八条学園騒動記
第七百十二話 地球から消えた生きもの達その十一
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「悪質なだ」
「イエロージャーナリズムですか」
「そう言っていい様な」
 そうしたというのだ。
「酷い状況だ」
「そうなのですね」
「特にテレビがな」
「酷く」
「そうなっている」
「そうなのですね」
「だからだ」
 そうなっているからだというのだ。
「連合のテレビはな」
「あそこまで品性も知性もなく」
「やりたい放題なのだ」
「そういうことですね」
「マスコミには権力がある」 
 大尉は言い切った。
「これは事実だな」
「紛れもなく」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「情報を集めてだ」
「それを報道する」
「こうなるとな」
「権力になりますね」
「だからマスメディアは権力となった」
「しようと思えば情報を意図的に流せる」
「情報は武器だ」
 大尉は言った。
「最大のな」
「軍事でもあらゆる分野でも」
「これ以上はないまでのな」
 まさにというのだ。
「武器だ」
「その通りですね」
 上等兵も頷いた、二人共軍人として話している。
「情報こそはです」
「最大の武器だな」
「マスメディアはそれを集め手にする」
「そしてそこにだ」
 集めた情報にというのだ。
「金も集まる」
「まさに情報は金です」
「それ故にな」
「マスメディアにはお金も集まった」
「そうなってだ」
 それでというのだ。
「これ以上はないまでのな」
「強大な権力になりましたね」
「しかもやろうと思えばだ」
 マスメディアの側がというのだ。
「意図的にだ」
「情報を流せますね」
「そうもなるからな」
 だからだというのだ。
「マスメディアの権力は極めて強大なもの、絶対と言っていいまでにな」
「なりましたね」
「それが二十世紀だ、絶対の権力となると」
 そこまで至ると、というのだ。
「もうな」
「腐敗しますね」
「絶対の権力は腐敗するというな」
「それでマスメディアは腐敗しましたね」
「人類社会でな」
 特に二次大戦後の日本のそれが有名である、当時の日本のマスメディアの腐敗は中世のバチカンの腐敗に匹敵するとまで言われている。
「そしてだ」
「その腐敗が今もですね」
「連合には続いている」
「そういうことですね」
「連合のマスコミ特にテレビはな」
 まさにというのだ。
「全てがイエロージャーナリズムだ」
「腐敗しきっていて」
「酷いものだ、だからな」
 それでというのだ。
「こうした生きもの達についてもだ」
「エウロパへの攻撃と」
「下品さと下劣さがだ」
 そうしたものがというのだ。
「実にな」
「酷いのですね」
「そうだ、そしてな」
 そのうえでというのだ。
「その腐敗もだ」
「認識することですね」
「よくな、では次のコーナーに行
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