第九十一話 夏休みも終わりになってきてその六
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「お母さんに言われたわ」
「何か癖になって外すとお腹冷えて」
「すぐにお腹下す様になるから」
そうなるからだというのだ。
「それでよ」
「あまりしない方がいいのね」
「そう言われたわ」
「ううん、腹巻はよくないのね」
「そう聞いたわ。ただ全体的に」
「冬はね」
「自然と厚着になって」
そうなってというのだ。
「身体もね」
「冷えにくくなるわね」
「それが夏だと」
この季節ならというのだ。
「薄着だしクーラーや扇風機使うから」
「むしろ冷えやすいのよね」
「そうなのよ」
こうかな恵に話した。
「食べものだってね」
「そうね、今だってね」
かな恵は紅茶を飲みつつ言った。
「アイスだしね」
「どうしても冷えたもの飲むわよね」
「夏に熱いものはね」
「ないわよね」
「食べものだってお素麺とかだし」
「かな恵そこにお野菜とか入れるわね」
「あとお豆腐も冷奴で食べるし」
「コールドチキンとかも食べるわね」
「蛋白質も摂らないとね」
栄養を考慮してだ、料理部でしかも家でよく料理をしているだけあってそちらのことはよく考えているのだ。
「駄目だから」
「冷たいものメインでも」
「そこは考えて」
そうしてというのだ。
「食べないとね」
「駄目よね」
「ただね」
ここでだ、かな恵は話した。
「出来る限り身体は温めた方がいいのよね」
「そうよね、やっぱり」
「夏でもね」
「王さんなんか」
王貞治、一本足打法で知られるホームランの世界記録保持者だ。邪悪の権化巨人で活躍したがホークスの監督として大成した。
「夏になると元気になったのよね」
「あの人そうよね」
かな恵もそれはと頷いた。
「今も夏になるとね」
「元気よね」
「凄くね」
「現役時代も監督時代も」
夏になると、だったのだ。
「物凄く元気になって」
「余計に活躍したのよね」
「夏は思いきり汗をかけって言って」
「お家にクーラーや扇風機もなかったのよね」
「いや、それ無理だから」
一華は自分達が今いる部屋のクーラーを見て言い切った、当然動いていて涼しい風を二人に提供している。
「せめて扇風機はね」
「必要よね」
「ましてここ大阪よ」
一華は自分達が住んでいる場所のことも話した。
「大阪ってね」
「暑いのよね」
「結構熱気篭もるのよね」
「神戸と比べてずっとね」
「神戸は逆にね」
自分達が通っている学校がある街の話をした。
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