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ドリトル先生の落語
第一幕その五

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「前面にね」
「出していっていいね」
「そうだよ」
 こうお話するのでした、そしてです。
 先生はお食事を終えるとお風呂に入ってご自身のお部屋に入って学問をしてから寝ました。そして翌朝です。
 朝ご飯を食べながらテレビを観ていると狂言師の人が結婚したというニュースを放送していました。そのニュースを見て先生は言いました。
「そうそう、狂言もね」
「お笑いだよね」
「日本の」
「そうなのよね」
「そうだよ、室町時代からのね」
 一緒に食べている動物の皆にお話します。
「日本のお笑いだよ」
「そうだよね」
「それで昔からやっていて」
「今もそうで」
「有名なのよね」
「そうなんだ、実際観てみてもね」
 その狂言をです。
「面白いしね」
「絶妙だよね」
「仕草とかもね」
「観ていると思わず笑ってしまう」
「そんなものだよね」
「ああしたお笑いがあるのも」
 それもというのです。
「本当にね」
「日本だよね」
「日本のお笑いね」
「それだよね」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「本当にね」
「いや、色々あるのね日本のお笑いって」
「漫才に落語に」
「漫画やアニメや小説でもあって」
「狂言でもあって」
「新喜劇なんかもいいね」
 先生はこちらもと言いました。
「そうだね」
「あっ、そうそうそっちもあったよ」
「新喜劇もね」
「関西じゃ毎週放送してるけれど」
「あれも面白いね」
「観ていたら」
「大阪でね」
 ここでもこの街の名前を出すのでした。
「やってるね」
「昔からね」
「あれを毎週楽しみにしてる人もいるし」
「舞台を観に行く人もいるし」
「いいよね」
「うん、兎角ね」
 それこそというのです。
「日本のお笑いも色々だね」
「お笑いも文化」
「それが発達していることも素晴らしい」
「笑う門には福来たる」
「そういうことだね」
「そうだよ、じゃあ今度狂言もね」 
 これもというのです。
「観る機会があったら」
「その時はだね」
「楽しむんだね」
「そうするんだね」
「そうするよ、幾ら辛くて苦しくても」
 そうした状況でもというのです。
「笑えたらね」
「それだけで違うね」
「本当に」
「だから笑う」
「まずは」
「そうすることだよ」
 こう言うのでした、そして。
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