第一幕その二
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「学んでいくよ」
「お笑いもまた学問だね」
「本当に」
「それでだよね」
「落語も学ぶのね」
「そうするんだね」
「そうしていくよ」
先生は笑顔でお話してでした。
実際に今は漫才を観て楽しみました、ですがその夜ご飯を食べている時にトミーにこんなことを言われました。
「最近日本のお笑いがよくないとです」
「言われてるんだ」
「どうもタレントさん達がです」
お笑いを行うその人達がというのです。
「今一つ以上に」
「よくないんだ」
「年配の人がよく言われています」
「ううん、昔のお笑いと今のお笑いは違うしね」
「違いますか」
「そうだよ、昭和と今ではね」
どうしてもというのです。
「お笑いもね」
「また違うんですね」
「昭和のお笑いもあれば」
「今のお笑いもあって」
「それでね」
そのうえでというのです。
「お年寄りから見ると」
「今のお笑いはですね」
「面白くないかもね」
「何かテレビに出てる」
王子も言ってきます、皆で納豆をかけたご飯とお豆腐のお味噌汁にアジのフライと南瓜の煮込みを食べています。
「お笑い芸人の人達がね」
「よくないのかな」
「そう言う人もいるね」
「ううん、日本ではテレビはね」
「評判落としてるね」
「面白いかっていうと」
それはというのです。
「ユーチューブの方でね」
「やってる人達の方がね」
「ゴールデンタイムで」
その時間帯でというのです。
「適当に作ったみたいなバラエティ番組で」
「ギャラが安いとかで集めたタレントさんばかりで」
「番組やってもね」
「面白くないよね」
先生も言います。
「やっぱり」
「そうだよね」
「そうした番組が多くて」
それでというのです。
「テレビに出てる人達もね」
「あまり、だね」
「人を笑わせるじゃなくて」
「テレビに出て有名になる」
「そういうことばかり考えていたら」
それならというのです。
「やっぱりね」
「よくないね」
「それだとね」
「あの、実は僕もです」
トミーはお味噌汁を飲みつつ言ってきました。
「最近の日本のテレビ番組は」
「面白くないね」
「笑わせようとです」
その様にというのです。
「気が見られないですし」
「トミーもそう思うんだ」
「はい、それで昔の漫才を観ていると」
「ユーチューブとかでもあるしね」
「やっぱり面白いんですよ」
「あれだね、全力で笑わせる」
王子は言いました。
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