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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第十三話 執事からは逃げられない
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かさすがになのはも一緒というのは問題だろ。
恭也さんは眉を顰めて、腰が僅かに浮く。
だが
「あらあら、明日も学校なのだからほどほどにね」
という桃子さんの言葉に黙って腰をおろしてしまった。
この高町家の最高発言者に異を唱えれるはずもない。
というわけで結局
「じゃあ、電気消すね」
「は〜い」
美由希さんのベットでなのはと美由希さんと三人で寝ていたりする。
それもなぜか俺が真ん中なのだからよくわかんらん。
シングルのベットに美由希さん以外に小学生とはいえ二人入っているのだから狭い。
まあ、つまりは
「……眠れん」
狭いので必然的に……必然なのかは別にして美由希さんとなのはと密着してしまっている。
右腕になのはが抱きつき、俺の頭を胸に抱きかかえるように美由希さんがいる。
耳元になのはの息遣いと美由希さんの特定部位の柔らかさが気になって眠れるはずもない。
とはいえ前日徹夜なのでこれ以上寝ないのはまずい。
だが普通に眠ろうとしても眠れないので奥の手を使うとしよう。
眼を閉じて、自己の意識に埋没する。
俺が行っているのは
精神の解体清掃
(
フィールドストリッピング
)
のマネごとのようなものだ。
勿論
精神の解体清掃
(
フィールドストリッピング
)
を行う事も出来るのだが一日程度の徹夜でわざわざする必要もない。
それに行えば最後、魔力感知したとしても起きることはない。
この状況で抜け出す事が出来るのかどうかは別だが。
ともかくさすがに完全に無防備になるのはまずいので行うのは単純に自己催眠による睡眠行為。
普段の眠りより若干深い眠り程度なので何かあれば起きることも可能だ。
そして、俺はゆっくり意識を手放した。
自分のすぐそばで動く人の気配と朝日で身体を起こす。
ここは?
「おはよう、シロ君。起こしちゃった?」
美由希さんの声がしてすぐに思い出した。
そういえば昨日、なのはの家に泊ったんだったな。
「いえ、いつもこれぐらいには起きてえええ!!」
美由希さんの声の方を向いた瞬間、目に入ったのは下着姿で、着替えをしている美由希さん。
慌てて後ろを向く。
「そんなに慌てなくてもいいのに」
美由希さんはそんなこと言うけど、無理です。
慌てます。
しばらくゴソゴソと音がしていたが
「はい。着替え終わったからこっち向いても大丈夫だよ」
「すみません」
とりあえず見てしまったので謝っておく。
「そんな気にしなくてもいいのに」
美由希さんは笑って許してくれるが、こちらとしては精神年齢と肉体年齢にズレがあるので多少罪悪感がある。
それにしても朝からジャージと
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