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八条学園騒動記
第七百十二話 地球から消えた生きもの達その五

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「収賄等もです」
「多いな」
「兎角連合はです」
「教師の質が悪い」
「連合の社会問題になっていますね」
「学校の教師はな」 
 まさにというのだ。
「あまりにも無能か人間性が劣悪か」
「若しくはその両方か」
「それでだ」
「他に行く場所がなく」
「なるものだ」
 そうした仕事だというのだ。
「まさにだ」
「連合が言うエウロパ貴族ですね」
「連合の教師達こそな」
「あまりにも非道ですね」
「見ていてだ」
 エウロパの者達がだ。
「生徒が気の毒だとな」
「思いますね」
「無論まともな教師も多い」
 実はそうした教師が殆どである。
「しかしな」
「問題のある教師もですね」
「多くな」
 そしてというのだ。
「そのうえでだ」
「問題を起こしていますね」
「悪質な犯罪者と変わりない、いや」
「事実悪質な犯罪を犯している輩共がですね」
「普通にいてだ」
 そしてというのだ。
「大手を振って歩いているのがだ」
「日本の教育界ですね」
「当然連合の各政府も必死に改善しようとしている」
 中央政府も各国政府もというのだ。
「しかしな」
「改善されていませんね」
「中々な」
「そうなのですね」
「世の中政策を実行させてもな」
「全てその通りにいくとはいきませんね」
「連合は経済や産業、貿易や環境には強い」 
 大尉はこうしたことは認めた。
「また技術やその他の学問も優れているが」
「それでもですね」
「案外犯罪者対策は弱いところがあるな」
「辺境の海賊やテロリスト達のことといい」
「かつては中央警察がなくだ」
 連合全体を管轄する中央政府所属の警察組織である。
「ある国で犯罪を犯してもな」
「他国に逃れるとですね」
「捕まえられず罪にもだ」
「逃げた先で犯罪を犯していないので」
「問われなかった」
 丁度アメリカ映画俺達に明日はないであった様なことが実際にあったのだ、尚アメリカではここからFBIが生まれている。
「そうだったしな」
「それではです」
「頭のいい犯罪者にとってはな」
「都合がいいですね」
「そうだった、そしてだ」
「教師達ですね」
「教育についてはな」 
 連合はというのだ。
「箱庭を作ることは上手でもな」
「設備等ですね」
「肝心の教師達はな」
 その彼等はというのだ。
「今話している通りだ」
「非常に質が悪いですね」
「エウロパにも問題のある教師は多いが」
 それでもというのだ。
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