第七百十二話 地球から消えた生きもの達その二
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「それより遥かに日本をだ」
「見ていますか」
「あの国はまずはだ」
「日本が敵ですか」
「日本を見てな」
そしてというのだ。
「日本が悪とだ」
「その様に言っていますか」
「あの国は独立以来変わっていない」
第二次世界大戦が終わってだ。
「何しろ日本から独立したからな」
「それで日本を怨んでいますか」
「千年怨むと言ったそうだが」
二十一世紀初頭にこの国の女性大統領が就任式で言ったことである。
「千年以上だ」
「怨んでいて」
「それでだ」
その為にというのだ。
「今もな」
「日本を第一に敵視していますか」
「そしてその余力でだ」
それで以てというのだ。
「エウロパとなる」
「そうなのですね」
「だから動物園でもな」
「エウロパよりもですか」
「日本にいるかいないか日本ではどうだとな」
「そんなことをですか」
「やたら書いているそうだ」
韓国ではというのだ。
「日本では何頭いて韓国では何頭いるかなぞな」
「頭数まで数えているのですか」
「そして問題にしている」
「問題ですか」
「韓国としてはな」
「何でもないと思いますが」
上等兵は首を傾げさせて言った。
「日本にどんな生きものが何頭いても」
「普通はそう考えるがな」
「それがですか」
「韓国人にとっては重要なのだ」
「どの生きものが日本にいて」
「そして何頭いるか、韓国の方が数が多いとな」
「いいのですね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「韓国はな、そして日本にいなくて韓国にいる生きものはな」
「どうなるのですか」
「韓国人は自慢する」
「どうでもいいのでは」
「普通はそう思うがな、何しろいつも日本が持っている星系や星の数が韓国のそういったものより何倍も多いこともな」
このこともというのだ。
「言っている」
「それもどうでもいいのでは」
「そう思うがな、私も」
大尉もというのだ。
「しかしな」
「韓国人達はですか」
「そこを気にしていてな」
「生きもののこともですか」
「言っている、あの国は兎角エウロパよりもな」
「日本ですか」
「そうした国なのだ」
こう話した。
「だからここに書いてある様なこともだ」
「書いていませんか」
「書いていてもなおざりだ」
そうした調子で書いているというのだ。
「韓国は千数百年な」
「日本ばかりをですか」
「見てだ」
そしてというのだ。
「対抗意識を燃やしてだ」
「存在していますか」
「日本の得意な産業やスポーツに進出するしな」
「そういえばそうですね」
上等兵もこのことには気付いていて言った。
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