第二章
[8]前話
「真理愛ちゃん小学校の時毎日ドーナツ食べるの止めたら痩せたわよね」
「ええ、今はたまに位よ」
真理愛は痩せたままだ、二人共高校生に成長してその可愛さも身に着けている。
「お菓子は好きでドーナツもだけれどね」
「太らない様に注意してるのね」
「水泳しながらね」
「私もダンス続けてるしね」
「お互い運動してるわね、それでね」
詩音は真理愛にあらためて話した。
「今私プレスリーの曲お気に入りでよく聴くけれど」
「ラブミーテンダーとか」
「そう、それであの人の若い頃の写真がこうで」
自分のスマートフォンにプレスリーの画像を出して話した。
「晩年はね」
「また太ったわね」
真理愛は二つの画像を見比べて言った。
「これは」
「そうでしょ、何でもドーナツの食べ過ぎで」
「そうなったの」
「そうみたいよ」
「そうなのね」
「いや、プレスリー見てもね」
詩音もその画像を観つつ話した。
「わかるわね」
「ドーナツは食べ過ぎると太るのね」
「この人はもう他のものは食べなくなって」
そうしてというのだ。
「いつも傍にドーナツがある」
「そんな風でなの」
「ここまで太ったらしいわ」
「そうなのね」
「いや、ドーナツ私も好きで」
「美味しいのは事実ね」
「けれどカロリーが滅茶苦茶高いことはね」
このことはというのだ。
「本当にね」
「用心が必要ね」
「そうよね」
高校生になってよくわかったことだった、詩音は真理愛にこのことを話した。小学校の頃の彼女だけでなくプレスリーのことも調べてのことだ。
詩音も真理愛もドーナツは好きだが食べるにあたって気をつけていった、ドーナツは確かに美味しい。しかしカロリーが高くそれがもたらすことも知ってのことである。
ドーナツ大敵 完
2023・8・16
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