モテる男はツラいぜぇ
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先程の美女シスターがシスターとは思えないラフな格好で現れ、オッサンが居ないことに憤慨している。
相当慌てて着替えたんだろう……後ろから見ると短いスカートの裾が下着に挟まっていて、ピンクのパンツが丸見えになっている。
「お、お姉ちゃん……落ち着いて! ちゃんと着替えてからにして」
「じゃぁ行ってきま〜す! ルーラ」
妹の美少女シスターの言葉を聞かず、慌てて同じように魔法を唱えて飛び去る美女シスター。
高位魔法と聞いていたが、噂ほどの魔法でもないらしい。
今度俺も習得しよう。
何所で貰えるんだろうか?
嵐の様に美女が居なくなり、ハッと我に返る。
元々の目的である熟女シスターが残っている。
当初から娘の方はオマケだあったのだし、邪魔なオッサンが居なくなったところで、男に飢えたこの熟女を落とすことにしよう。
「シスター……先程のミサは素晴らしかったです。私は画家を目指しているドン・ファン・ネルと申します。ネル子爵家に名を連ねる者……以後お見知りおきを」
俺はスマートな動作で熟女シスターに近付き、スッと手を取り引き寄せてキスできそうな距離まで顔を近付ける。
見事な動き。
華麗な仕草。
男に飢えている熟女には堪らない状態だろう。
若い美形な男が、キスできる距離まで抱き寄せてくれたんだからな。
多少の抵抗はしてみせるだろう……そうしたら『貴女の美しさに我を忘れました』とか言って煽てれば、今夜は俺の上で乱れること間違いない。
抵抗しなければそのままキスをして、ベッドまで誘えば良いんだ。
だが俺の予定は大きく狂う。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
熟女シスターは叫び出すと俺を押し退け、自分はその勢いで尻餅を付く。
「お母さん大丈夫!!」
傍で見ていた美少女シスターも慌てて熟女シスターに駆け寄り抱きしめている。
え? 俺、別に何もしてないぞ!?
「如何した!?」「何があった!?」
悲鳴を聞きつけた村の連中が凄い勢いで俺等の周りに集まってきた。
まるで大事件が起こった様に。
「アンタまさか、このシスターに触ったんじゃないだろうね!?」
一人のババアが熟女シスターに駆け寄り抱きかかえると、そのまま俺を睨み上げ強い口調で聞いてきた。
「ちょ……ちょっと挨拶をしようと……」
「何が挨拶ですか! 貴方いきなりお母さんを引き寄せてキスしようとしたじゃないですか! 私この場に居たんですよ! ウソ吐かないで下さい」
そ、そういう言い方すんな! 俺が悪いみたいに聞こえるだろ!
「何て事を……この娘はねぇ、昔男に酷い目に遭わされて、男性恐怖症なんだよ! この娘に触れる男は、本当に極少数なんだ」
「そ、そんなこと俺は知らないし……」
「知らなくた
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