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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四百ニ話 希望の火 その3
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第三百九十ニ話 希望の火 その3
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『紅軍連合』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。
俺の起こした山火事で炎上したアズマ山から避難する際に、遭遇した二人のジエータイ員。
俺と同じく避難途中のジエータイ員に投降を命じられた俺は、自らの信念を貫き通すために、ジエータイ員2名を殺害。
死亡したジエータイ員から銃を奪った俺は、再び避難を開始する。
しかし、山火事による一酸化炭素中毒による激しいめまいが俺を襲う。
俺は一酸化炭素中毒の激しいめまいと戦いながら、山中を走り続ける。
前の方に、先程のジエータイ員どもと同様、避難途中のジエータイ員達が走っている。
俺はこれ以上、無駄な運動を避けるために、避難途中のジエータイ員たちを背後から散弾銃で狙撃する。
そう、火災現場での激しい運動は、一酸化炭素中毒の症状を早めてしまうのだ。
俺の銃撃によって、何が起きたかわからずに、次々と倒れていくジエータイ員達。
俺の銃撃に気付き、背後を振り返り、反撃に出るジエータイ員達。
しかし、奴らが振り返り、俺に銃を向けた時には、もうすでに、俺の放った散弾銃の弾が、ジエータイ員達の体に直撃していた。
突然の銃声と、死亡者の発生に、さらに前を走っていたジエータイ員達が怯えたような声を出しながら、ダッシュで走って逃げていく。
後に反撃されては困るので、俺は走りながら散弾銃を何度も、走るジエータイ員達に向かって放つ。
次々と倒れていくジエータイ員達、業火の中で死体が次々と増えていく光景は、かつてのBEI軍基地襲撃作戦を彷彿とさせる。
しかし、気が付くと俺は地面にうつむけに倒れていた。
そう、一酸化炭素中毒によって、俺の体は限界を迎えたのだ。
しかし、俺の闘志はまだ燃え尽きちゃいない。
俺が倒れたことに気付いていない、ジエータイの奴らが一生懸命、避難するために走っている。
まるで、死者を置いてきぼりにするように遠ざかっていく。
馬鹿なやつらだ、今後ろを振り向いて、銃の一発でも打てば、俺を殺せるのに。
視界がゆがむ、意識が遠のいていく。
俺は死んでしまうんだろうか?
せっかく、武器の回収に成功したのに。
俺が回収した武器、十数丁の銃があれば、またBEI軍基地の一つや二つ、簡単に壊滅できるかもしれないのに。
ハハハ、それはさすがに無理か。
もう、弱音を吐いても、俺に『自己反省』しろ糾弾する奴はいない。
俺はどうせ死ぬんだから。
目の前が真っ暗になる。
俺が最後に聞いたのは銃声の音だった。
目を開けると、俺はワゴンの中にいた。
そうだ、このワゴンは倉都テツオが今
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