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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四百ニ話 希望の火 その3
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回の作戦のために用意したレンタカーだ。
意識を取り戻した俺に倉都テツオが告げる。
「ようやく、起きたか、まったく一人で突っ走りやがって、みんながどれだけお前のことを心配したのか、わかるか?」
「ああ、すまん、でも夢みたいだ、どうして俺が生きているんだ?」
女性主義者の石川ユニが説明を始める。
「山火事が始まってすぐに、銃声が何度も聞こえたわ、私たちはそこにエーイチロウ君がいると思って、急いでそこに向かったの」
日加リュージが補足する。
「そしたら、避難中のジエータイのやつらと、遭遇しちまってな、それからはもう銃撃戦だよ、まぁ、だれも死なずに済んだのはホント、奇跡だよ。初めての銃撃戦で、尻澤なんて泣きながら漏らしちまったんだぜ」
尻澤がキレる。
「ちょっと日加さん、それはもう、言わない約束でしょ!」
加藤モトヒロ、理由地エル、上松サトツが、尻澤をフォローする。
「まぁ、尻澤も、そんなにカッカするなよ、俺だって、ちょっとは漏らしたぜ」
「僕もちょっと漏らしました、初めての銃撃戦で漏らさないほうがおかしいですよ」
「その通り。でも自分は銃撃戦というより、自分の撃った弾で相手が死んだことがわかったあの瞬間、漏らしちまいました。初めて人殺しになってしまったことが、なんだか怖かったんだと思います」
自分を戒める上松サトツを倉都テツオがなぐさめる。
「君は確かに人を殺してしまった、でもそれはこの腐った日本を改革するために必要な犠牲なんだ、君はエーイチロウを助けるために自らの手を汚した、コレで君も、いや、今日、初陣を経験した『君たち4人』はこれで本当の意味で紅軍連合の戦士になったんだ!人殺しに手を染めたことを悔いる必要はまったくない、わかるか?」
『君たち4人』ということは、加藤モトヒロ、理由地エル、上松サトツ、そして尻澤エリコも、俺を助けるために、銃を使って避難途中のジエータイ員を殺したということだ。
倉都テツオが仕切り直しとばかりに、紅軍連合の次の作戦についての説明を始める。
「先程、携帯で信重フサカと話した結果、現在、日本に潜伏中の紅軍連合はナガヌォ県にあるヴァサマ山に再集結し、拠点を作ることになった!エーイチロウが武器の回収に成功したことで、これで俺たちはやっと潜伏生活から、本格的に革命活動を再開させることができる!わかるか?」
石川ユニが倉都テツオに質問する。
「ヴァサマ山って、前に私たちの拠点があったアズマ山と名前がそっくりね。それはそれとして、どうして、都内からナガヌォ県に移動するの?、」
「ヴァサマ山の名前については俺も石川と同感だ、運命を感じるよ。それで都内からナガヌォ県への移動についてだが、これから冬が来ることはみんな理解しているな?ナガヌォ県の冬は雪がよく降ることで有名だ、おまけに山中となれば、気温は極寒、当然
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